最近の書評など | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

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日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

先月今月にかけては、けっこうおもしろい新刊を何冊も読めた気がします

 

・ミコさんは腑に落ちない イツ家朗

 

会話も表情もいい。おれも小料理屋の常連になって金曜にうまいもん食ってみたいと思います。

http://www.moae.jp/comic/mikofuni

 

 

・人形の国 弐瓶勉

 

むかし何かの雑誌で読み切りが出たときにああ面白いなあと思ったんですけど、知らん間に連載になってさらに単行本になっていました。

 

とにかく絵が透明ですごくいい。

この方の作品の特徴として、重要そうな登場人物が突然あっさりと死ぬので、その喪失感が絵と合ってて今作は特にやばい。

http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063907063

 

月イチ連載で、次が出るのが待たされるのだけは残念。

 

 

・累 松浦だるま

 

書評とは違うんですが。

この松浦だるまさんという作家のチーフアシスタントをしている小林銅蟲さんという漫画家に関して、その半端ない壊れっぷりがフジテレビの「ザ・ノンフィクション」というドキュメント番組で放送されていました。

 

その中で松浦だるまさんが、どでかいマスクをつけてはいたものの、ご本人がカメラの前で小林銅蟲さんについてすこーしお話しされていました。今まで顔出ししない方だったので新鮮でした。

 

Youtubeで「ザ・ノンフィクション」と検索すると、しばらくは6月25日の回がまだ(違法に?)視聴できると思われるので、松浦だるまファンならぜひ見るといいと思います。だいたい20分を過ぎたあたりからが見所です

 

 

・ハンターハンター 冨樫義博

 

ようやく再開したわこの人。生きてらしたの。

これまでどんな話だったかもう忘れたので、もう少し寝かせてから一気読み対象ということで。

 

 

・瑠璃と料理の王様と きくち正太

 

「いいメニューの組み立てで晩餐会を仕切ったんだけど、酒が飲めない人のことを考慮できていなかった」という、料理人は献立じゃなくて客を考えろ、的な話がありました。美味しんぼでもミスター味っ子でも、古今東西よくあるテーマ。

 

わたしの会社には、事務方が部長以下総勢10人いるんですけどもね。

 

韓国の製造工場で「10人」と言ったら、宴会をやろうものならふつうはとんでもない技が繰り広げられるものです。

しかしどういうわけは今のうちの部署は下戸が多くて、10人中6人が酒を飲まない。または飲みたくないと言います。

 

日本人の立場からすると、残念だけど、まあしょうがないな、で終わることができるんですけど。

 

飲める韓国人はそうはいきません。ふだんは酒飲んでいけいけどんどんの奴らが、部署で会食をやるときにはとても静かになってしまいますね。はっきりと顔につまらない、と書いてある。わかりやすい奴らだ。

 

わたしも気持ちはわからんでもないので、飲めない奴らが帰って行った2次会からが本番になりました。

 

これがまた。

 

 

 

 

それなりに飲み食いした後の22時から、地獄の色した激熱のプデチゲ(=わたしに言わせればハムとキムチとラーメンの鍋)を、キリキリに冷えた18度の焼酎で流し込むわけです。居酒屋の冷蔵庫には無尽蔵に焼酎が並んでいますから、何の心配も要りません。

 

これはオリンピック競技に採用されてもいいと思いますね。翌朝、1500mを走ったあとみたいになりますからね。

 

ドーピング検査しても酒しか出てこないから分析する人は簡単でしょうよ。