パルティータの救い | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

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日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

パルティータというのは、古い音楽のジャンルで、変奏曲とか組曲というものにあたるものだそうです

バッハ

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

(6 Violin Sonatas and Partitas)


きのう例によって複雑な気分で会社から帰っているとき、KBSクラシックラジオでこれが流れてきた。


最後の方にある部分で、おれの記憶が確かだったら、10年前に「オレンジデイズ」で柴崎コウさんが弾いていた曲だと思う。なじみがない人でも、聴けばわかるかもしれません


バロック音楽というのは、


気分がいい時に意気込んで聴くと、たいへん高尚に聞こえて、別にどうということもない。


一方でたまに何かの拍子にポロッと聴くと、息が止まる。救いとか慰めとか祈りとか、おれにはそんな宗教観なんか全くないのだけれども、洋の東西を問わず、人には無条件に備わっている欲求とか感情のひとつなのかもしれない。ああ、きれいだな、と。


マーラーやショスタコ、シュトラウスにはあまりない機能でしょう。あそこらへんは破裂させるか破壊させるところが多すぎる。敵をぶっ倒してくれるけど添い寝はしてくれません


ところで、ラジオから流れてきていた譜面部分をIMSLPの無料楽譜で見てみたら、最後のBWV1006の「ガボット」という部分だった。


これ、シャープが6つも付いててぜんぜん読めねーでやんの。ばよりん弾く人ってほんとすごいわ。

きれいな演奏は見た目もうつくしい。弓が弦に吸い付いて華やかな音がしたり、上げ弓ではトコトコ軽くはねたりします。時間芸術はやはりLIVEで見たいものですね↓


だれか作曲に興味ある人、ハ長調でコントラバス用のいい曲を書いたらどうですか。転調するときはイ短調のみ許されます。


電子的に売りだしたら世界中のアマチュアに向けてバカ売れすると思うんだけども