至高の大接戦 | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

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日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

見ましたか昨日の日本ー台湾戦、

野球の国際試合はスリリングなもんですが、昨日のは格別でした。

途中までアジアNo.1メジャーリーガー王建民に高速シンカーで要所を抑えられて、7回終わって0ー2。

8回表にようやくヒットがつながって2ー2。

ぃよーしゃああーと絶叫したのもつかの間、

その裏に田中がほんと急に打たれて2ー3、なおもノーアウト1塁3塁、、、

まずここからの日本のリリーフの粘り腰がすごかった。日本の神髄はディフェンスにあり。

山口、沢村がこの絶体絶命のシーンを無失点で抑えこむと、

9回ワンアウト後、鳥谷が持ち前の選球眼でフォアボールを渋く選んで1死1塁、

長野が代打で出たけどあっさりセンターフライで2死1塁、今回のシリーズでは長野はほんっとに働かんよねえー。

これでだいたい終戦と諦めていたら、1塁ランナーの鳥谷が果敢に盗塁、そして間一髪でセーフ、2死2塁。これが大きかった。

そしてバッター井端がいい球をしっかり選んでカウントツーツーから劇的同点打、9回表はまさにこれしかないという細い手順かつ力づくで日本が無理やり同点に引き戻して、3ー3。

で、ここまで来るとさすがに控え投手の層の厚さに差が出て、10回表に中田の犠牲フライで日本勝ち越し、4ー3。

裏はスクランブル登板の杉内がスキャンダルによる罰金にもめげずにセーブ。23時40分ぐらいだったか、5時間近くかかって試合終了。

素晴らしい試合だった。台湾は本当に強かった。勝てたのは運によるところも大きかった。

さらに試合後の監督コメントや選手、観客席の態度がまた素敵で、まさにあれこそスポーツマンシップ、相手への尊敬、台湾はなんという素晴らしい国なのでしょうか。

かつて韓国に勝ったときは宿敵を殲滅した感じで、それはそれでスポーツの代理戦争としての楽しみ方だったが、昨日の余韻は、勝敗は結果としてついただけでお互いに名試合を作り上げた感動があった。

一段上の大接戦でありました。

腰ぬけてしばらく動けんかった