③人生、想定外の波状攻撃雨あられ | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

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日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

コントラバス奏者がオーケストラ曲の中でソロを弾く局面が、たまにあります。

たとえば、マーラー1番の3楽章なんかは業界では有名ですな。

わたしは無学であまり例を知りませんが、他にはプロコフィエフのキージェ中尉とか、シベリウス1番とかマーラー9番とかとか。

わたしも余興でやったことがありますが、技術とハートと音量が要る、恐ろしい仕事です。

力づくで弾いても、狭めな室内練習場だと「聴こえない」って言われるもんねえ(高さがCを超すと、伴奏パートの音量と反響音に負ける、、、)。幅広く響かせるのは至難です



半月ほど前に、ソロ付きエキストラのオファーが来ていた。けっこう懐かしいご縁によるもので、どう扱ったものかそうとう困り果てていたショック!

曲目は、個人的には驚愕のストラヴィンスキー「プルチネルラ」!!ええー!!ショック!しょぼんよりによって!!、、、なんたること、、、


いやー、
いくら後輩の教えがあるからって、程度によるって。やめとこう。

いや、しかし、

いや、でもなぁー、

ぅあー


みたいなのを経たんだが、結局、技術というよりは日程の都合上、お断りせざるをえなくなってしまった。

今日、おわびがてらお話をいただいた方とお会いして、話してみると、意外に向こうから


「いや、実は選曲からストラヴィンスキー漏れちゃって。お騒がせしてごめんね」


、、、はぁー。。。
さまざまな感情が吐き出された無の瞬間であった。。。別途、乗れないことのみおわびして、都心で茶&ハイレベルランチしてお別れ。禁酒は続行中、今日で7日目



その方は、でかいスコアもCDも買っちゃってたそうで、無駄とは言わんがもったいなかったですねえ

でもまあ、いつかどこかで必要とされて、誰かの下で生きるものです。
世の中、そうしたものですよ。


さて。幻のソロ、
せっかくなので練習してみようかな。

練習場所に誰もいない時間帯を見計らって、あるいは微妙にアレンジして、決っっっして仲間にダイレクトには聴かれないようにしないとな。

絶対に聴かれるわけにはいかん。危険ですよお客さん