暇な時は将棋に思いをはせる | 寂しげサラリーマン、時々超高圧ベーシスト in Pyeongtaek

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日々の反省と感傷日記。いまは韓国駐在日記をつづっています

別にもうたいした興味も持ってませんが、前にヒザを痛めて入院していたとき、あまりに手持ちぶさたで詰め将棋をしたり将棋雑誌を読んで暮らしたことがあります。

なもんで、いまも折に触れて「あの業界はどうなったかなあ」と、タイトル戦や順位戦の経過、投了図を本屋で立ち読みしたりします。(腕前は素人同然です。念のため)

したがってすでに結果は知っていましたが、暇だったのでTBS「情熱大陸」で竜王戦のドキュメンタリーをさっき見ました。

棋界最強羽生が永世7冠になるか、若手最強渡辺が初代竜王になるか、ここはもっといろんなメディアが前もって書けばよかったのに。知りさえすれば日本人なら絶対「すげー」と思って食いつくのにな。似た感じはF1にもありますが、暗いニュースをくどくど解析するよりずっといいわな。

さておき。

半端なくすごいタイトル戦の経過ですよ。
7戦中4戦先勝が優勝となるのですが、今年の竜王戦は野球の日本シリーズに例えれば、

巨人対西武で、巨人が先に3連勝して、4戦目も9回裏まで5点差くらいあって巨人必勝のはずがなぜか西武の逆転サヨナラになって、そのまま西武が7戦目まで勝ち切った、みたいな。まっこと勝負ごとは恐ろしい。

4戦目の渡辺さんの、素人でも絶体絶命と一目でわかる場面で、打ち歩詰めを見越しての飛車打ちはかっこよすぎる。24歳で。

映像をみるかぎり、渡辺さんも明らかに「もう負けた」って雰囲気と仕草だったのがラスト3分で逆転だもんなー。将棋は逆転のゲームとよく言われますが、これはすごすぎる。

いやいや。
世界は驚愕と感動にあふれています。

テレビっ子としては、みのもんたや古舘が偉そうに社会を過剰に批判する有毒な時間を減らして、この類のニュースを続々と教えてほしい。

そう思った深夜でした