【質問】箱を作る時には必ず木型代がかかるんですか？節約する方法はないの？

木型代を節約しながら、最適なパッケージを作るために知っておきたいことがあります。

こんにちは！

印刷営業歴23年、取り扱った印刷物10,000点以上の

福富康一（福ちゃん）です

質問いただきました！

箱を作る時には必ず木型代がかかるんですか？

木型代を節約しながら、最適なパッケージを作る方法について解説します

紙パッケージの打ち抜きに使用する「木型」。

厚紙の打ち抜きには木型が必要です。

今回のブログでは、紙箱を作る際の木型代について詳しくお話しします。

木型代を節約しながら、最適なパッケージを作る方法について解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

この記事はこのような方にオススメです。

・新しく紙箱を作りたいけど、予算の都合でどうしても木型代は節約したい。
・今使っている箱よりもコストを下げたいけど、木型を新しく作ったら余計にコストがかかってしまうと困っている。

木型代は必ずかかるの？

新しい形で打ち抜きをする時には、必ず木型を作らなければなりません。中身にぴったり合った設計ができるため、木型を新たに作ることはおすすめです。しかし、予算の都合で木型代を節約したいと考える方も多いでしょう。そんな場合に使える方法をご紹介します。

木型代を節約する方法

1. 事前にスタッフに相談しましょう

見積りを依頼するときに、予算がないので木型代を節約する方法はないですか？と印刷会社のスタッフに伝えましょう。伝えておかないと、基本的には木型を新しく作ることを前提にした見積りが返ってきます。

2. 既存の木型を兼用する

今まで作った木型で兼用できるものはないか検討してみましょう。中身が合う木型をすでに作っている場合、同じ木型で兼用できる可能性があります。その場合、印刷会社のスタッフには、以前作った○○の木型と兼用したいんですけどできますか？と相談してみましょう。

いくつか条件があえば兼用できる場合があります。

3. 仕切りを新たに設計する

既存の木型が少し大きくて中身が揺れてしまいそう。そんな場合には、仕切りを新しく設計してもらい、身箱と仕切りのセットにする方法もあります。

これも条件がありますが、新たに木型を作り直すよりも安価になる場合があります。

4. 印刷会社の使用可能な木型を調べてもらう

紙パッケージ印刷会社が持っている使用可能な木型がないかを調べてもらいましょう。最初に使わせてもらえる兼用木型がないかを印刷会社に問い合わせてみましょう。場合によっては、既製品サイズであれば印刷会社にレギュラーの木型があるかもしれません。ただし、条件がピッタリ合う木型が見つかることはなかなかありませんので、ダメもとで聞いてみる感じの気持ちで聞いてみてください。