こんにちは!

印刷営業歴23年、取り扱った印刷物10,000点以上の

福富康一(福ちゃん)です。

 

 

オリジナルで紙箱やラベル、包装紙を作っている

パッケージ印刷会社の営業マンをしています。

 

ご質問いただきました!ありがとうございます!

 

 

  色が心配なので印刷立ち会いできますか?

 

仕上がりの色味が狙い通りいくかどうか心配です。印刷に立ち会うことはできますか?

 

 

  時期にもよりますが可能です!

 

・いつでもできるとは言えませんが、時期的な都合がつけば、

 オフセット印刷の立ち会いにご来社いただくことも可能です。

 

印刷立会は事前の確認とご予約が必要です。営業マンも同席します!

 

POINT.1印刷立ち会いで何ができるの?

・印刷の刷り出しの確認ができます。

・印刷を進めるかどうかの判断ができます。

印刷立ち会いは、実際に本番の印刷を行うときにご来社いただいて、印刷の刷り出しに立ち会っていただく確認方法です。

印刷会社が設定する印刷の本番当日にご来社いただき、印刷の刷り出しを見ていただくことで、意図していたとおりの色味で印刷できているかを確認することができます。

 

POINT.2もし印刷立ち会いで思ってたのと違ったらどうする?

 

・少しであればインキの出る量を調整することで色味を変化させることができます。

もしも、印刷立ち会いをして刷り出しを確認したときに、「思ってたのと違う!」と感じたらどんなことができるでしょうか?

 

印刷日当日にできることは、

インキの出る量を調整して、理想とする色味に少しでも近づける努力をすることができます。

 

刷り出しはその印刷会社の標準インキ濃度で行います。

標準濃度で印刷すると、最も色味が安定します。

なので、インキ濃度を調整することはイレギュラーなことであることが前提です。

 

本来であれば、インキ量は調整せずに、印刷を中止して、本番の刷り出しをみながら、事前に想像していた色味に印刷結果が近づくよう、データを調整するのが正しい流れです。

 

でも、印刷を中止してしまうと、機械にはめたCTP刷版の料金や、色合わせかかった時間など、発生したコスト分の経費が請求されることになります。また、後日データを修正した後、再び印刷立ち会いを行う時間的な遅れも発生します。

 

そのため、印刷日当日にできる範囲で、ちょっとでも理想とする色味に近づけるために、インキの出る量を標準濃度よりも少しだけ多く出したり、少なく出したりといった調整を行うわけです。

 

POINT.3インキ濃度の調整をするときの注意点

標準から極端に変えないこと

色が変わるまでに時間がかかるので印刷会社と相談しながらすること

ステップ1でお伝えしたとおり、印刷は標準濃度で刷るのが基本です。

なので、あまり極端にインキ濃度を調整すると、色が安定せずトラブルに繋がります。

印刷会社の意見を聞きながら、できる範囲での調整に留めるのがポイントです。

 

また、インキの出る量を調整するので、印刷物の紙面全体の色味が変化します。

ピンポイントにこの写真の色だけ調整したいと思っても、それ以外のところの色も一緒に変化してしまいます。

どこを優先して、どこを諦めるかを判断しなければいけませんので注意しましょう。

 

そして、インキ濃度の調整には、1回行うごとに時間がかかります

しかも、印刷用紙も色が変化するまでに何百枚も使うことになります。

オフセット印刷機は、ボタン一つですぐにインキ量が変わるわけではなくで、印刷機の内部に入っているインキ量が増減するまでに用紙を何枚を刷って、ジワリジワリと色味が変化していきます。

ですので、何回もインキ量の調節を行うと、時間と用紙を大量に消費してしまい印刷会社と環境に負担をかけることになります。

インキ量の調整は1回か2回までにして、それでも理想な色にならない場合は諦めることも重要です。

POINT.4どうしても色味に納得がいかなかったらどうする?

 

・印刷を中止することで損失額を減らすことができます。

 

インキ量を調整しても、どうしても色味に納得がいかなかった場合は、印刷を中止しましょう。

本番印刷で刷った印刷物(刷本=すりほん)が色味調整の重要な参考になります。

刷本を見ながら、理想とする色味になるように、データを修正して、後日改めて印刷してください。

データ修正の仕方がわからない場合は、印刷会社とよく相談しましょう。

場合によっては、刷り方を変えたり、用紙を変えたりといった、データ以外の要素が大切になることもありますよ。

また、本番印刷を中止した場合は、CTP刷版料金や、用紙料金、セットアップ料金などが印刷会社から請求されますので、中止の判断をする際は、どのくらいの費用がかかるかを印刷会社に聞いておくと良いと思います。

コストがかかってしまいもったいないと考えるよりも、もしもこのまま全部印刷してしまって全部無駄にするよりはよかったと考えられる場合は中止を決断してください

 

 

POINT.5印刷立ち会いがしたいときは?

 

前もって予約しましょう。

見積もりを出してもらいましょう。

印刷立ち会いは、通常の印刷と違い、インキ量の調整が必要となる場合があるため、通常の印刷よりも時間も用紙も多くかかることが考えられます。

そのため、必ず前もって印刷会社に、印刷立ち会いがしたいことを伝えて、可能かどうかを相談しましょう。

繁忙期など、タイトなスケジュールで印刷工程を組まないと行けない時期は、通常よりも時間がかかる印刷立ち会いはお請けすることができないことがあります

その場合は、印刷立ち会いは諦めて「本機校正」を検討することをおすすめします。

 

また、印刷立ち会いを行うことで時間と用紙が沢山かかるため、事前にもらった見積もりよりも割高になる場合があります。後のトラブルを防ぐために、改めて見積もりを依頼しておくことをおすすめします。

 

本機校正」についてはこちらのブログも参考にしてくださいね。

↓↓↓

 

 

思ったとおりの仕上がりになったときの喜びは格別ですよね!

 

 

  あとがき

 

紙パッケージ印刷をメインにしている福富の会社では、印刷立ち会いは一般の印刷会社様よりも多く行っていると思います。

色味について気になるポイントは千差万別。

直接見にいけると安心ですが、その場で思うような印刷結果が出ないときにどうするかの判断はいつも困ってしまいますよね。

そんなときに、今回の記事が参考になれば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

 

 

福富に相談してみたいと思ったら

福富がいる印刷会社は、広島県東広島市の「大洋印刷株式会社」と申しまして、

トムソン箱を社内一貫生産ができます。

60年以上の実績のあるパッケージ印刷会社です。

 

福富の知識と経験を活用していただいて、一緒に最適な紙箱を作っていきましょう。
 
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希望日時を3つくらい書いておいていただければやり取りがスムーズかもです(^^)
 
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「福富と」って書いていただくのがポイントです(笑)
書いてないと他の営業から連絡があります。
でもね、他の営業もめちゃくちゃいい人ですので安心してください。
 
ちなみに、福富からの連絡はお時間をいただく場合があります。
気長に待っていただくか、
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最後までお読みいただいてありがとうございます。

パッケージ印刷について知りたいネタがございましたらぜひ教えてくださいね!