その発言をしてどうしたいんだろう?言いたいだけ? | ふくきゃぷてんの日記

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日常から離れて雑記をツラツラと。

 

その主張をして会話をどこに着地させたいの? 

 

三上悠亜さんのストーリーの投稿で何が起きてるんだろう?と思ったらそういうことか…。
恐らく震源地はこのあたりっぽい。
 

 

この件について敢えて真面目に考察してみよう。
 

この件に限らずどんな会話に対しても思うんだけど

「その主張して、結局話をどこに持っていきたいの?」って思う。
今回であればCA4LAという企業を否定したかったのかな???
 
ご自分の意見としては何を思っても勝手なのでそれで良いんだろうけど
わざわざTwitterというSNSの大海原で発言するということは
読み手に共感・賛同してもらいたいということ?
それとも文字通りつぶやきたかったのかな?
 
元セクシー女優さんを一つの商材の広告塔にした(コラボした)ということに対して
嫌ならこの商品を買わないとか、
そういう人を広告塔にする企業姿勢に問題を感じるなら、今後この会社の商品を買わないとか
発言者本人の行動が信念と一致すれば済む話で、
わざわざ人の目に触れるところでネガティブな意見(悪口?)を言わなくて良いような…。
(賛同して一緒に不買運動をしてほしいなら、言う必要があるんだろうけど。)
 

性産業=差別して良い職業ってそもそも本当? 

 

同じ人のTwitterを見ていると、

下記の発言を見つけた。

 

 

発言者の前提には下記がある様子。

「性産業=他の仕事とは訳が違う」
「性産業=搾取されている」

 

「職業に貴賎なし」という言葉があるけど、

残念ながらそれは綺麗事だと私は思っている。

その意味では『性産業=問題』という図式は

一見するとなるほど、と思わなくもないのだけど

よくよく考えるとそもそも何が問題なんだっけ?と思ってきてしまったので、

敢えて調べてみた。

 

一応「性産業 搾取」で調べると上の方に出てくるのはこんな記事。

 

上位に出てくるのが琉球新報というのもなんだかなぁ

 

ここに書かれているように

本人はそこで働きたくなかったけど、そうせざるを得ない状況に追い込まれたなら

確かに問題があると思う。

 

しかし、少なくとも近年のセクシー女優さんって、

強要されているというよりも

儲けたい、成り上がりたいみたいな野心などの下に動いている人が多そう。

少なくとも、三上悠亜さんはそっちの人っぽいので

『性産業従事者=問題』『問題の産業に勤めている人を起用する会社=問題』という構図は合わなさそう…。

 

発言者さんはそこに関わる人をマクロに捉えて
1)三上悠亜さん=性産業に関わっている人
2)性産業=搾取業界
3)三上悠亜さん=搾取業界に加担している人
4)そんな人を起用するCA4LA=駄目な会社
という三段論法的な論調なのかなと推測するけど
2)のロジックが切れているから論理破綻しているんじゃないだろうか・・・。
 
あと、そこまで興味がないから詳細は知らないけど
風俗とかそういうのを別として、
映像の業界で出演を強要されていることって、今時あるのかな?
 
そう考えると今回の主張をしたいなら
『性産業』という言葉の範囲が広過ぎるのかもしれない気がする。
 
いずれにせよ、ここまで書いてきて
もしかして私が性産業について不勉強なのかもしれないと思ってきた…。
ここまで発言者さんがこきおろすってことは
そのくらいの嫌悪感という熱量を生み出すほど
性産業の業界に問題があるのかな。私が知らないだけで。
 

広告塔として求められる対応 

 

今回の件に対して三上悠亜さんからこんなツイートがでた。
(御本人のツイートが削除されているので、孫引きで引用)

 

主語を曖昧にしているけど、

恐らく、前述の『震源地』を始めとした意見に対する

三上さん側の考えなんだと思う。

 

これを踏まえてこんなツイートをしている人がいた。

 

ここまでの私の考えでは

震源地さんの矛先は一応文字通り読み取るならCA4LAに向いているので

広告塔(タレント)がネガティブな発言をするのはどうなのか、という

ぴよ子さんの意見はその通りかなと思う。

 

一方で、震源地さんの発言はCA4LAだけじゃなくて、

三上さんや性産業全体に向いてそうな感じもするし、
三上さんは自分が関わった会社(CA4LA)が悪く言われるのは我慢ならないという正義感から

発言してそうだから

三上さんが言いたくなる気持ちもわかる。
 

とはいえ、危機管理の観点から言えば

三上さんは黙っておくのが正解だったのかもしれない。

ちなみにその場合、CA4LAさんが反応したかどうかはABテスト的に見てみたかったかも…。

 

ネガティブな意見(悪口)と建設的な意見(提言)の境界線 

 

今回の件は今回の件として、

ネガティブな発言って、日常生活で大なり小なりあると思う。

 

芸能人とか企業の姿勢だけでなく、

勤めている会社や上司とか友人や家族に対するものなど

自分の周囲の情報や環境に対して意見を持つことは

それがプラスのものであってもマイナスなものであっても

人として普通なことだ。

 

ただし、そこで何でもかんでも発して良いかは別の話だと思うのと

どうせ言うなら「ではどうすれば良いか」という意見もセットにして言ってみたら

単なる悪口とは一線を画すんじゃないかと思う。

 

つまり『ネガティブ発言=駄目』なんじゃなくて、

『ネガティブ発言+自分の考え(代替案)』を発することによって

会話の次元を上げ、建設的な会話になるんじゃないだろうか。

 

逆に、ネガティブな発言のみの場合は

西野さんの言葉を借りるなら

「(勝手に)思っとけ。わざわざ言うな」じゃないかな…