流れて行く時間。
今の「私」は、連綿とした過去の「今」「今」「今」の積み重ねで創られたものですし、
将来の私も、この瞬間の「今」から、「今」「今」「今」を連綿と積み重ねて創られていく。
「生きる」とは、「今」の積み重ねによる、私の「時間」です。
二度とない私の人生は、一瞬一瞬の「今」という時間をどう過ごして行くか、で
その重みや質が変わって行くのだな、と思います。
「『今』を最高のものにしよう、と常に思って行動すると良い。」
私淑している先生は、よくこうおっしゃいます。
いつもいつも、「自分にとって最高の今」を積み重ねて過ごせば、
「最高なものにしなければならない時」は要りません。
ベストを尽くすべき、
「ここぞ!」という、クライミングでのトライの時も、
お茶碗を洗っている時や、
掃除をしている時や、
歯を磨いている時と同様の「今」と同じ心持ちで良い。
つまり、平常心で良いのです。
先日、移動の車の中のラジオで、書道家の武田双雲さんが、
「いつでもどこでも、滅茶苦茶感謝するようにしています。
そうすると、感謝することが普通になるから、書を書く時もその気持ちで書ける。」
という内容のことをお話ししておられました。
「あ!」と思いました。
「今」を最高のものに!
気付くと忘れ果てている自分が居ますが(笑)