6月中旬、誤嚥性肺炎のために父は緊急入院しました。

肺炎自体はほどなく落ち着いて、直ぐに特養に戻れると思っていたのですが、

担当医からは、今の父は 嚥下も出来ず、自力で痰を出せずに吸引に頼っているので、

今後は口からの栄養摂取は無理であり、もとの施設に戻るのは厳しいとのこと。

 

胃ろうなどの経管栄養にするか、それともこのまま点滴を続けて

自然に衰弱して行くのに任せるか、すぐに決断してほしい、と言われましたが…

つい先日まで、面会に行くと普通におやつを食べて過ごしていた父が、

急に このような事態に陥ってしまった現状が受け入れられず…

 

 

それまでは、もう口から栄養が摂取できなくなってしまったら、

本人が苦しいだけなので、無理に手術などはせずに

自然の成り行きに任せる方が良いと、ケアマネさんや周囲の人はそのように言い、

私もそう思っていました。

 

でも、

点滴では栄養摂取はほとんど出来ず、水分を補うくらいの役割しかないそうです。

すると、どのくらいもつのだろうか…?

 

辛い。

あまりに急です。

 

思い悩んだ末、本人の意向を確かめることにしました。

とは言え、父は認知がすすんでいて、、、

現状理解と判断が、果たして可能なのだろうか?

 

疑問は多々ありましたが、ともあれ 確かめてみなくては と思い、

面会に行った折に父に聞いてみると、、、

ほとんどしゃべれない父でしたが、

このまま点滴で過ごすか?

手術が必要で痛い思いはするけれど、胃ろうなどで栄養を取って体力をつけて、

再度、自分で食べ、歩き、生きる力を取り戻すチャレンジをするか?

を聞いたところ、前者の質問にはじっと表情を変えずにいたのに、

後者の質問には、私の目を正面から見据えて、はっきりと頷いたのでした。

 

まぐれか⁉と思い、再度同じ質問をしたところ、反応は同じでした!

 

そうか‼

父はまだ、人生を諦めてはいない。

この90歳という年齢にもかかわらず、

手術に耐えてでも、しっかりと生きたいと思っている!

 

凄い‼と思いました。

聞いてみて良かった。

一般的な意見に従っていたら、

父の生き切りたい!という切なる願いを踏みにじるところでした。

 

父の生き様を、しっかり見届け、サポートしたい。

そう思います。