p傘寿というのはやはり、人間力のギア比が二つほど下がるのでしょうか。四月一日に開始した苗作り、やっと約八十日かかって全てそれぞれの家庭菜園の場に行きました。約三百株。トマト〔オオダマ、アマッコ、フルーティカ、イエローアイコ、)、きゅうり〔クロサンゴ)、スティックセニョール、ナスビ。お疲れさま。そして信子さんの庭も、全ての役者が今年のスタートラインに立つことができました。クリンソウが今年も姿勢正しく、ハルユキクン〔ドーダンツツジ)もかなりの遅れを取り戻して、庭のパーゴラのヤマブドウも収穫が期待できます。

 

今日の一首  水無月は羨望の的信子庭

         隣家の梢枝伸びるまま

確かに昨日までの風景はこんなであったかもしれない。しかしながら、今年も引き続き、Yさん&Iさんは二十数株のトマト、きゅうりの苗、T君は10株以上の苗、Sさんも数株、A夫人も数株、H夫人は10株、斜め前のIさんは10株、東隣のOさんは10株に加えて、荒れた庭の木枝のカット作業、右斜め前のIさんのところは、信子さんが草刈り、耕作、苗植え、竹立ても全てボランティアの上に10株以上、こうして、我が家の周りの家々は『羨望の庭』作りの第一歩を歩み出しています。隣のTくんを除けば全て高齢者家族、人生最後の悦楽の庭づくりへの誘いがが始まっているようです。誠に、僕のタネからの苗作りの醍醐味、信子さんの怪力がささやかな森のほとりにある田園風景に貢献しています。決して空いばりや自慢ではなくこころからの豊かさで。ああ、神戸にもトマトひと株旅立っています。