四月五日〔金曜日〕。ブログ番外。

午前四時半起床。ルーティン、朝食の準備。今日はベーコンの数きれとぶた肉少々のとき卵入りのキャベツ炒めといつもより豪華。準備を終え、TV。いつものクラシッククラブ、チェロの大写し、おっと室内楽、これは期待できる。続いてピアノが大写し。うん、楽器の配置が変だ、なんだろう。次に、真っ直ぐ前方を見つめる女性、うん、四重奏、変だなあ。左のヴァイオリンが登場して、事態は判明。ピアノ三重奏曲だった。シューベルトのD929奏者は三人とも若き男性、女性は美人の譜面めくりだった。〔女性を美人と形容するのは幾分気がひけるが、美人だった〕。譜面めくりはひたすらピアノの譜面台を見つめ、数十秒おきに立ち上がる。左手で楽譜に手をやりながら、ピアノ奏者を注意深く観察しながら、素早くめくる。彼女がいなかったらこの音楽は成り立たないだろう。トリアコード演奏会とあった。演奏が終わって三人が挨拶している時、すでに彼女の姿は消えていた。確かに三重奏なので、三人ではあるだろう。でも、たおやかな美人譜面めくりがいなければ、このシューベルトはなかったのではないだろうか。近年、タブレットによる譜面利用もよく見かける。オーケストラの指揮者も音の出る楽器は持っていない。せめて、演奏の終わりに、ふめんめくりのクレジットくらい流してもいいのではないだろうか。