「お見合い結婚と恋愛結婚って、離婚率で比べたらどうなの?」
という質問をいただきました。
なるほど!
マッチングについては色々調べていますが、離婚については勉強不足だなぁ~と思い、さっそく調べてみました。
結婚相談所「縁結びコンシェルジュ福良」
カウンセラーの福良です。
マッチング率を高めるために、現在大学院で研究中です。
いくつかのサイトに、「2019年(令和元年)の「人口動態統計の年間推計」のデータによると、恋愛結婚では約40%の方が離婚していますが、お見合い結婚の離婚率は約10%。」
と書いてありますが、出典元に行ってもそれぞれの離婚率がわかる資料が載っていません。
(たぶん私の探し方が悪い・・・)
というわけで、後々の研究資料として経過を残しておくために書いておきます。
資料を集めるためにネットを探しますが、本当に苦労します
欲しいものが一発で出てこないのは当たり前として、同じベースとした資料がないからです。
①離婚率を比べるサイトはいくつかあるものの、出典がハッキリしない。→よって調べることになる。
②できれば政府のデータを基に調べたいが、恋愛結婚とお見合い結婚の比率はあるが、離婚率はその年度で揃っていない。→それぞれの年度で調べてエクセルにしグラフを作成する。
③できれば政府のデータを基に調べたいが、それぞれの離婚率のデータがない。
④できれば政府のデータを基に調べたいが、年度が古い。→昨年2020年度に5年に一度の国勢調査があり、それに揃えて色々な資料が出ていると思いきや・・・ない。
そんなこんなで、いつもデータから結論付けるのはとても大変なわけなんです。
以前なら、①の結果を見て結論付けてしまうところですが、色々なことが分かってきた今ではそういうわけにもいかず・・・。
というわけで、こちらは
1945年(昭和20年)~2014年(平成26年)のお見合い結婚と恋愛結婚の比率、そしてその年度の離婚率データからグラフを作成し推移を見比べてみました。
参考資料:国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」(2010年)
参考資料:厚生労働省大臣官房統計情報部「人口動態統計」より厚生労働省政策統括官付政策評価官室作成
平成27年(2015)人口動態統計の年間推計
これらを見比べると、縦線の「お見合い結婚」と「恋愛結婚」の比率が逆転した分岐点の辺りから、離婚率も高くなっているのがわかります。
もう1点は、「恋愛結婚」が減り「お見合い結婚」が増えてきた辺りから離婚率も減っています。
これは偶然なのでしょうか?
2015年以降の数字の伸びに興味がありますね。
恋愛結婚では約40%の方が離婚していますが、お見合い結婚の離婚率は約10%。
としている中で、なぜ大恋愛からの結婚がお見合い結婚より離婚しやすいのかという理由が、次のように載っていました。
その原因は、恋愛と結婚の持つ本質の差にあります。
つまり、恋愛は感情の波、結婚は愛情構築のしくみ、構造なのです。
恋愛は感情であるために、穏やかな曲線を描いて登り詰めたあとは、緩やかに下り、最後は地面に落ちます。物理的に感情は波なので、仕方がありません。
恋愛の熱が高ければ高いほど、冷めたときのショックが大きいのかもしれません。
その点、お見合いは、さほど恋愛感情が高まる前に、他人として始まりますので、冷静に相手を知ろうとしやすいのです。
新データが出次第、さらに結果を追ってみようと思います。
ではね