勉強ができる人のアドバイスは実は聞かないほうがいい?

 

 

やればできるは嘘!

 

学校での授業は、全員同じ内容を平等に受けることができます。

最低でも中学までは義務教育なので誰でも授業を受けることができます。

 

それであるにもかかわらず、1回聞いただけで理解できる学生と

何回聞いても全く理解できないし覚えられない学生がいます。

 

 

勉強ができる学生のアドバイスは

なんだかすごいと感じてしまいます。

 

例えば、塾の場合は東大生の講師に教えてもらえたら

なぜか自分も頭がよくなったように思うこともあります。

 

 

しかし、勉強の仕方や授業の受け方などレクチャーしてくれたとしても

自分でやってみてもなかなかうまくいきません。

 

 

コツを教えてもらっているのになぜかうまくできないということは

よくあると思います。

 

では、なぜできないのかというと

できる人のアドバイスはできる人にしか本質的には理解されないからです。

 

 

できる人の言葉はできた経験をもとに発しています。

 

例えば、

「発声は背中から一直線に声を出すように」

「逆立ちは地球を支えるようにして」

「リンゴの皮むきはリンゴにむかれている感じで」

 

など、言葉では表現しにくいことを

比喩を用いて表すとスッと自分の中に入ってきやすくなります。

 

これは、できた人たちができた経験から感じたことです。

この言葉を「わざ言語」と言います。

 

わざ言語は3つの役割があるといわれています。

・言葉では説明しにくい技法を伝承すること

・共同作業やチームワークを発揮するときに、自分の感覚を他人に共有したり強調すること」

・自分がある作業をしてうまくいったときに、そのうまく言った感じを相手に突き付けること

 

です。

 

 

 

先ほどの例でもわかりますが

できる人のアドバイスはできた人には刺さりやすいが

できない人には本当の意味で実感がわきません。

想像できないことを言われてかえって

「私には無理」とモチベーションが下がることもあります。

 

 

 

それと同じで

勉強できる人の意見などは聞いてもできないのがほとんどです。

 

 

勉強できる人はできない人の気持ちがわからない

 

できる人の観点から話していきます。

 

できる人というのは

先ほども言った通り、わざ言語がスッと入ってくるので

どんどんできるようになっていきます。

 

できるようになればモチベーションももっと上がり、

「もっとわかるようになりたい!」

という気持ちにもなります。

もう何もかもうまくいくと思って、どんどん勉強が楽しくなっていきます。

この流れを「フロー状態」と言います。

 

物事がうまく回ると

それまでだめだったことやうまくいかなかった感覚が

忘れ去られていきます。

 

 

これは、英語を習うときも一緒で

最初はアルファベットも読めないところからスタートし

だんだん知識を身に着けていきます。

ある程度できるようになったころには

アルファベットが覚えられないなんて考えられなくなっています。

 

 

結局、できるようになるにはどうしたらいい?

 

 

できない人ができるようにするには

わざ言語を100%理解する必要があります。

 

 

わざ言語を習得するためには

自分でわざ言語を使ってみないといけません。

 

 

 

最初は10%くらいしか理解できなくても

使っていくうちにちょっとわかる時が来ると思います。

 

そのちょっとわかったときのことを

言葉で表現していくとだんだんわざ言語を習得できるようになります。

そうすることで徐々に

できる人へと成りあがっていくのです。

 

 

 

 

 

まとめ

 

できる人はできない人の気持ちがわからない。

できる人のアドバイスはできる人にはめちゃくちゃ刺さり、できない人にはあまり理解できない。

できる人になるためにはわざ言語を習得が必須。