貴重な伽羅のお香を聞かせていただきました。1300年くらい前のもの。残念のことに20年程前から唯一の産地のベトナムでも伽羅は採取できない(新しいものがない)という状況。伽羅は人工のものはないそうですが、お葬式のお焼香や線香などお香のうち98%は人工香料だそうです。


右に天、左に月の文字が書かれた紙。ヨーガの呼吸法と同じ、右が太陽、左が月と同じ陰陽。

香炉は五行に準え、5つに分けているそう。

お茶のお作法のように、反時計回りに2回と少し回してから、右の鼻、左の鼻、右の鼻、左の鼻、両方の鼻の順に聞く。交感神経、副交感神経の順なのかな。最後にチャクラの位置に持っていきたちのぼる匂いを嗅ぐ。


天 伽羅、沈香など。朽ちない。千年、二千年経っているほうがよい香り。


月 白檀(サンダルウッド)、乳香(フランキン)など。酸化劣化あり。


伽羅は1gで6万円くらいするそうです。伽羅も白檀もナチュラルなものなので、ずっと嗅いでいても頭が痛くならない。先生がよい温度で焚いてくださっているので雑味のないピュアな香りとのこと。


私はバカ鼻なので、伽羅はいい匂いかも、ちょっとお菓子みたいでずっと嗅いでいてもいいな。白檀は香料だとあまり好きじゃないけどこれは嫌な感じはないな、伽羅より少し匂いが強いな…。くらいでした。


お香は、アロマ、瞑想、呼吸法を同時に出来て、確かに香炉が回ってきたときは、先生の話は耳に入らず、聞く(嗅ぐ)ことに集中。


フランキンセンスは少し柑橘を感じ、ロータスはとてもいい匂いでした。蓮は4日間しか咲かないけれど棄てるとこなし。香炉が回っくる間にそんな話をしてくださいました。


IT化が進んでも匂いはその場でしか体験できないこと、ナチュラルなものは副作用なし、湿度と匂い敏感度について湿度のある日本は繊細でアラブなど乾燥している地域は強めであること、キフィ=いい香、古代蓮(行田、薬師池、千葉の大賀蓮)の話。薬師池と府中郷土の森で見たけど、行田は規模がすごそうだ。


神護寺でお清めで手につけたのは塗香でした。ピーチの匂いの塗香買ってみようかな。


渡辺えり代先生