「日本の15歳、読解力が15位に急落 国際学習到達度調査」(毎日新聞)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191203-00000049-mai-life

 

日本の高校生の読解力が低下したとのことです。

これに関しては、問題文の訳が酷すぎて文章理解を妨げたという意見も見られます。

確かに、翻訳文って読みにくい感じを受けるので、そういう指摘も一理あると思います。同じ内容でも、もっと自然な文章であったら正答率が上がっただろうと思います。

 

ただ、うちの塾生を見て実感することですが、

この読解力の低下ですが、全体的に低下しているというより、

読解力がある子とない子の差が凄まじくなっていると思います。

読解力は言葉を聞く力にもつながると思うのですが、

説明を言葉で聞いて理解できる子とできない子がはっきりとしています。

 

聞く力がある子は自然と国語の文章理解力もあります。

でも、聞く力がない子は、文章を理解することができないどころか、

会話すらままならないということもあります。

酷い子になると、好きなアーティストの歌詞も、最初から最後まで読めない、

理解できない、好きなところだけ見る、聞くという子がいます。

 

うちの塾は少人数制をうたっているので、全塾生に目が届き、置いてけぼりには

ならないのですが、ここまで聞く力に差があると、正直、授業は難しいです。

そこで、最近はモニターを利用して、視覚的にも理解できるように工夫しています。

このやり方を導入してから、かなり授業の理解度が上がったなと思います。

 

しかし、読解力の低下は、知識を得る基盤を失うことにもなりかねないことなので、

本当に深刻なことだと思います。

しっかりと訓練して、読解力をつけることができるよう指導していかなければ

いけないなと、改めて思わされるニュースの内容でした。

 

明日も朝塾からがんばろう!