その当時で既に8年間E子ちゃんに片想いを続けていた私。

片想いでしたが、E子ちゃんは私に優しかったし、相手にしてくれたから、楽しかった。

ある日突然E子ちゃんから「付き合っても、よいよ」という手紙をもらい、もう世界が変わったというか。夢を見ているような不思議な感覚でした。


そう、悪夢の始まりだったんです。


最初のデートで、何か食べに行こうということになり、私はとても困りました。

これだけ大好きな女性とデートなんて未経験。初彼女のG子ちゃんは向こうが私のことを大好きだったのですが私はただ彼女が欲しかっただけだったので気楽なデートでしたし、I子先輩やJ子先輩とは居酒屋デート。別に本気で好きだった訳じゃなかったので気楽なもんで。


どこに連れて行ったら喜んでくれるかなんて分からない。散々悩んで、大学生だった頃通学途中にあったしゃぶしゃぶ屋さんに行きました。1回行きたかったのに機会が無くて行けなかったお店。


(画像お借りしました)

それまで私は、E子ちゃんと2人きりになったシチュエーションなんて何回もありました。私はとにかく、私がE子ちゃんのことをいかに好きか、どれくらい必要としているか、大切に思っているか、を猛アピールしてました。

実際付き合う事になって、初デートで食事を始めたら、ん?胸がつかえるようであまり食べれない。話も弾まない。
E子ちゃんは、「男の人なんだからもっと食べて!」と言って私のお椀に肉をよそってくれたのですが、全然食べれない。

私は昔から「痩せの大食い」って言われていて、回転寿司だと軽く30皿、居酒屋で最後デザートなんてなったら1人で丼物を頼んじゃうような人だったのに、E子ちゃんとの食事、喉を通らない。緊張しちゃって胸がつかえる感じ、会話も、何を話せばいいのか分からない。E子ちゃん、つまんなそう。

このデート、既視感があったんです。そうだ、G子ちゃんとデートしていた頃と一緒だ。立場は完全に逆だけど。
G子ちゃんとのデート、私はとにかくつまんなくて、早くセッ◯スしたいな、ただそれだけ。G子ちゃんはそんな私を見て、なんか一生懸命話をしていたな。あの時と全く逆だ。

E子ちゃんはとにかくつまんなそうで、食事をして少しドライブして、なんか不服そうにして帰りました。

そういえばそれまで、E子ちゃんが私に不服そうにした事なんてあまりなかったな。いつも私の話を微笑みながら聞いてくれて、私の褒め言葉に喜んでくれて。

私、どうしちゃったんだろう?

続きはまた👋