引きこもり息子が高校受験の時

面接が絶望的にできないので一般の高校は無理だろうと

通信高校に通う息子さんがいる先輩お母さんの評判である通信高校に行かせようと決めた


本人も納得済み


そこの高校は受験より前に通っている中学校に通信高校の先生が来て 通信高校の先生 中学校の先生 本人 保護者で面談がある


決して振るい落とす為の面談ではなくどんな子か知りたい

本人が喋れなくても大丈夫ですと話しになってた


約束の日時

私は中学校に向かった

面談室に行くと中学校の先生がさっきまでいたのにいなくなりましたと…


逃げた


通信高校の先生が到着しても見付からず…

車で約1時間かけてきてもらったのに申し訳ない気持ちと恥ずかしい気持ちで涙をこらえるのが精一杯だった


そんなこんなでその通信高校は諦める事にした


そんな時息子が小学校から習い事で仲良くしてたお母さんに…

受験どうする?って聞かれて

うちのこちょっと難しいかも

発達障害か何かあるかも

通信高校かどこかに行けたらいいけど…って本音で話した


なんでこんな素直に言えたかというと…

そのお母さんには自閉症の長男がいる

同じ習い事してる時に大変そうな話をたくさん聞いた

中学生でも父親か母親のどちらかが必ず見ておかないといけない

すぐに物を投げるから何度もTVが壊れた


そのお母さんは

そうか うちの長男が行った養護学校は障害者手帳持ってないから無理だよねって


それを聞いてた別のお母さんが腹を立ててくれた

なんで〇〇(引きこもり息子)と自閉症の息子を同じにするんだと


腹を立てたお母さんはうちの息子が発達障害とは思えなかったみたい

少し嬉しかった


心汚い私は大丈夫 私よりも不幸だと安心の気持ちがあったのかもしれない

だからあんな弱音が言えた


それから数年

自閉症の息子さんは養護学校卒業して作業所に通っている

まだまだ目が離せない苦労はあるみたいだけど障害者としての支援がきちんと受けられる


私の息子みたいに障害者かもしれないけど診断されていない

もしかしたらグレー

こんな人は支援はない


あの時人の事を私より不幸と思って自分が安心していた事のバチが当たってるのかもしれない