流産手術を終えて
静かに過ごしていた。

朝仕事の制服に着替えていると、
少し休みを取っていた妊婦さんが
ひさびさに出勤。

妊婦さんと同僚の人が話をしだす。
「久しぶりだねー」
なんて話し出したとたんに

私は早く着替えてこの場を離れたいと思った。
自分でどうしてそんな気持ちになったかわからなかった。
自分は流産したけど、みんなは無事に出身してほしい
と思っているから。

私が早く離れたかった理由は
すぐにわかった。

妊婦さんたちの会話
聞きたくなかった

「切迫で自宅安静だったから、
やすんでた。」
「自宅安静はやることないから暇で退屈して、しんどかったわ」

この言葉を聞きたくなかった。
だから私は早く去ろうとしていた。

自宅安静で命を繋ぐことができる
ありがたさがわからないのか。

流産手術をして間もない私には
怒りと悔しさと
なんとも言えないかなしさが
私の中でぐちゃぐちゃに混じりあった。

苦しくて、苦しくて

トイレに駆け込んで泣いた。