桜の季節の終わりと共に… | よっちゃんの日記

よっちゃんの日記

2014年秋、ネフローゼ症候群微小変化型を突然発症。幸い自然寛解して、現在はほぼ普通に日常生活を送っています。

ブログでは、日々の出来事を中心に綴っています。

ついこの間開花宣言が出た!と思った桜。
そろそろ他のお花へバトンタッチ。
今は、山桜が綺麗なピンクのお花を咲かせています。

ちょうど街中に桜の花びらが散り始めた頃、悲しいお別れがありました。

父が癌治療の時、同じ病院に入院いていた父の古くからの知人Aさん。 
旅立たれました。

何故Aさんと桜を結びつけるのか。
それは、娘の桜の植樹を紹介してくれた方なのです。

Aさんは退職後、様々なボランティア活動をされていました。
現役中に、作業免許を取得。それを生かした活動が多かったようです。
桜関係もその一つ。
ただ紹介するだけではなく、定期的に除草や追肥等、お世話もされていました。
〔但し現在は植える場所が無くなり、新規募集は中止しています〕


余命宣告で一度退院したと聞いたとき、桜を見れるかな…
(ちょうど連休に入る前辺りになりそうで…)
いや、きっと大丈夫。宣告を超えられる!と信じていました。

その後父入院中に再び体調が悪くなり、再入院したAさん。
一通り処置を受け、緩和ケア病棟がある病院へ転院することに。

その日、父は会いに行ったそうです。

早くアチラに行きたい
としきりに言うAさん。
父は、「生きるんだ!僕も頑張って生きるから、一緒に頑張ろう」
と言って握手。
父が退院して落ち着いたら、会いに行くからと約束しました。

でも結局 約束は叶いませんでした。

お通夜の会場は、実家の近くの斎場。
父はステロイド服用中のため参列を見合わせ、始まる前にお焼香をさせて頂きました。
奥様にも事情を伝えて、ご挨拶。
奥様そして息子さんのお嫁さんも本当に一生懸命看病され、転院先では自分らしい最期を迎えられたようてす。


Aさんの告別式が終わった日の夕方、私達家族は娘の桜を見に行きました。
まだ咲いていたけれど、散り始めたのか根元には花びらが少し落ちていました。

父が健康な時には、草刈り等お世話活動に参加していたけれど、そろそろ私達の出番かな。

縁あって植樹した桜。
これからも大切に守っていきます。