「結果」がでれば、子どもの「やる気」のエンジンが回転する
「この子は、やればできるんですけどね・・・」
このようなことば、よくこぼしていませんか?
学校の先生も、保護者のみなさんもよく子どもがやる気を出さないといって嘆くものです。
しかし、私は、子どもというものは、努力の結果が「目に見えるかたち」ではっきりと現れれば、自分に自信が出てきて、やる気を出すものです。ですから、努力の結果が目に見えるように、大人が工夫してやることが大切なのです。
昨日、公文教育研究会にお邪魔して、くもんがなぜ、世界で成功しているか(世界60カ国くらいに教室があるそうです)を探ってきました。そこで、100点を取るまで、○をもらうまで前へ進まないということが、子どものやる気を出しているのではないかと、教室での指導を参観させていただき、感じました。
「大きな○をもらうこと」「それを積み重ねること」これらを積み重ねるという具体的な目標を達成していくことが子どものやるきの源なのです。
さて、「辞書引き学習」について振り返って考えてみましょう。「辞書引き学習」も「子どもの努力の見える化」を追求した結果、「付せん」を貼るとアイディアに行き着いたわけです。このことで、子どもの努力や、賢さが、目に見えるかたちで明確になること、このことが、子どものやる気を高めているのです。
「この子は、やればできるんですけどね・・・」。こう嘆いていても、事態は変わりません。
具体的に、まわりの大人が仕掛けること。そのためのヒントの一つが「辞書引き」なのです。