2007/12/6(高校サッカー部員向け)
…フジサンケイ ビジネスアイ(産業)
《フットサル施設やサッカースクールの運営を手掛けるイースリー(東京都千代田区)は、高校のサッカー部員向け月刊フリーマガジン「SPIKE(スパイク)」を来年3月中旬にも創刊する。学校広報用進学雑誌の発行事業を展開するキッズコーポレーション(京都市伏見区)と業務提携し、同社が持つ全国約5000校とのネットワークを活用して配布する。今後は同社と共同で、高校生を対象としたサッカーやフットサルをはじめとするスポーツ関連イベントを随時実施し、高校生の育成にも取り組む考えだ。
スパイクは当初、関東、甲信越、東海、東北地区の高校約1500校、6万人のサッカー部員に無料配布する。来年年1月中旬に創刊準備号を発行。3月中旬の創刊号発行以降は7月まで隔月発行、8月からは月刊化する予定で、配布エリアも全国へ順次広げていく。
「部活サッカー応援マガジン」をコンセプトに、プロ選手のインタビューや各県の高校サッカー情報、新しいサッカーの楽しみ方など、サッカーへの情熱がより高まるような情報を発信する。
誌面と連動したウェブサイト、会員制のモバイルサイトも開設し、合宿斡旋(あっせん)や物販なども行う予定。体裁はA4変型判で、オールカラーの32ページ。
今後は、高校だけではなく、大学、中・小学校のサッカー部員に向けたフリーマガジンも発行、サッカープレーヤーのニーズを把握し、有益な情報を提供していく》
あらためてなるほどなぁと思ったのは、きめ細かく区分けされた個人情報は商売のタネになるということです。「高校生」かつ「サッカー部員」へダイレクトマーケティング(あるいは何らかの提供や提案)を欲する人や企業や団体はかなりの数にのぼるのでしょう。間に立って情報の卸売りをやるというのは、なかなかウマミがあるような気がします。
たとえば自分の個人情報を売ろうとしても、何も工夫がなければ高値では売れないでしょう。なので、じゃあ自分の特徴や嗜好は何か、と一工夫する。「ただのサラリーマン」ではなくて「××の資格をもつサラリーマン」とか「××のキャリアが10年のサラリーマン」みたいに絞り込めば、特定のセグメントには受けがいいはずです。
さらにそういった個々人のセグメント情報について、『バルクで保有する側』と『その情報を欲している側』それぞれを見つけることができれば、マッチングが価値を持つことになる。あるいはそういった個人情報を収集する仕組みを作ればさらに可能性が膨らむでしょう。まだまだ未発掘の埋蔵金はあるような気がします。