どちらが本当の自分なのか
現実事実を目の前にして頭と身体の動きが鈍る
身体が重くて動けないと思っていても、動かしたら普通に動くから動かしたくないだけなのはわかってる
声が出ないと思っていても、いざ出してみれば普通の声でそう思い込んでいるだけだと分かるんだけど、でもやっぱり出ずらいような気がする
出したくないだけだと思うけど
いまわたしがどんな気持ちでいるのか声から推測されてしまうのではないかと怖い
今まで普通に過ごしてきた日常が実はものすごく無理をして演じていたものなのかもしれない
本当の自分ではないと思っていた方が実は本来のわたしで、どちらも自分の一部ではあるのだけど、生まれた時から変わっていないものが、今隠している方のわたしなのかもしれない
どちらが本当のわたしとかはないと思うし、どっちが良いとか悪いとかあるわけではないと思うけど
わかってほしいし知っていてほしいとも思うけど今まで見せてきた私が今までの私とかけ離れている事が自分でも分かるから、なんでそんなことをしていたのかと考えられてしまうと、それは自分をよく見せたかっただけなのではないかと思われるのはすごく恥ずかしいし怖い
私が何を思って生きているのかをぜんぶ伝えたら慰めてくれるだろうし、励ましてくれるだろうし、どうしたらいいのか一緒に考えてくれると思う
だけど、今までの必死に隠してバレないように生きてきたこの時間が無駄だと思いたくないし、今まで大事にしてきたものが全部壊れてしまいそうで、そうしたらどうしたらいいのか、これからどんな気持ちで生きていけばいいのか
きっと今よりも惨めに恥ずかしく生きていくと思うから絶対に言えないし見せたくない
本当に申し訳なくて、惨めな自分をできるだけ出さないように生きる事がわたしの本来の生きたかった人間像なのかもしれない
笑ってはだめ楽しんではだめトイレに行ってはだめご飯を食べてはだめお風呂に入ってはだめ考えるのはだめそんな普通のことでもわたしにはそれを行う権利があると思えないけど、やりたいと思う気持ちが少しでもあるから申し訳ない気持ちのままやってしまう
こうやって逃げるようにここに書いているもの誰かに慰めてもらいたいだけで、いやそうでもないのかもしれないけど共感してほしいのかもわからない
とりあえずなにもしたくないし今まで頑張ってやっていた事とか未来のためにやっていたこととか全部どうでもよくなったと思ったけどこれを書いているから、自分に期待しているし、未来に期待しているし、これからきっといい事が起こればいいと思ってる
常にどうやったら嫌なことから逃げられるかと考えている
そうしたらこれから何もできないし何も起こらないとわかっているのに