私の父です

85歳でした

 

1/9のお昼13時ころお風呂に入って

発見は夜19時

CTの結果は

脳はきれいで

お湯も飲んでおらず

持病の心筋梗塞が直接の死因だろうとのことでした

母が見つけた時も

顔を出して気持ちよさそうに

眠っていると思ったそう

 

 

父は寒いので

昼にお風呂に入るようにしていたようです

 

 

1/5に病院を受診しているし

お風呂から上がったら

飲もうと準備していた薬もありました

書きかけの書類も

具合は悪くなかったようです

 

 

顔は本当にきれいで

眠っているようでした

「お父さん」

触ったらとてもとても冷たくて

冷たくなかったら信じられないくらい

 

 

父に触るのって

いつぶりだろうか

しかも顔

・・・同居してても触らないよね

そういえば

 

 

もしかして小学生以来?

そういえば息子の顔も

ここ数年触っていない気がする

頭は時々撫ぜちゃうけど

 

 

 

姉は息子くんが

私にとっての甥っ子が共通一次のため

まあ母との仲が最悪なのもあり

帰省せず

 

 

 

私だけ帰省しました

実家はとても貧乏なので

これからの母の生活のこともあり直葬

お墓の用意もない

父の実家とは絶縁

お骨は少しだけ

私と姉のぶんだけ

ジップロックにいれてもらいました

小さい骨壺買わないとだな

 

 

母は火葬にも来ずお骨もいらないと

この人から生まれたのかと

まあ生まれてからずっと絶望慣れしているけど

 

 

死亡診断書さえ他人に書かせた母

 

3泊4日

めちゃくちゃ遠いので移動にまる一日かかります

2日で

火葬、市役所、郵便局、銀行

手続き何とか最低限終わらせ

リビングのエアコンが壊れているのに

できないめんどくさい

地元の友人のコネを使い

すぐに工事に来てもらったり

 

 

ただの主婦なのに!

私有能すぎるわ~

 

 

 

父のテリトリーはきれいにしてた

そりゃあ男の人だから

ピカピカとはいかなかったけど

余分な物は何も買い足してなかった

私が置いていった鍋やら食器やら

大事に使って

何とかきちんと生活しようとしていた

 

 

 

母のテリトリーはゴミ屋敷

さらに

腰がどうのこうの言って

火葬場には来なかったのに

買い物に行って

わけのわからないものを

いっぱい買ってきた

 

これが加齢からの認知の問題なら

私も絶望しない

元々こういう人なのだ

ぶれない

 

 

 

嘘ばかりの毒を吐きまくる

父も姉もスルーできない

私だけは無表情で聞き流すことができる

私が一番心が冷たいからできる

 

 

 

 

何度も確認した郵便局の印鑑

最初は違うのが渡されて

もう一度行く羽目になった

少し怒鳴ったら本物の印鑑がすぐ出てきたので

ああわざとだなとわかった

そんなことしないと思うでしょう?

そんなことしかしないの、昔から

 

 

 

警察の方

葬儀社の方

火葬場の方

市役所の方

郵便局、銀行の方

地元の友達(さらにその身内の電気屋さん)

母以外は本当に優しかったし

良くしてくれた

 

 

あとケアマネさん

今もこれからもお世話になっています

流石にもう一度行かないとだな

 

 

 

 

父もね

そんなにいい父親ではなかったの

でも

母と結婚していなかったら

絶対にもうちょっとは幸せだった

 

手紙をね

書いて一緒に火葬してもらったの

私と息子からの手紙

 

 

父は訳があって

「生まれてこなければよかった」と

いつも思っていたの

だから

だけど

お父さんが生まれて来なかったら

私が息子と会えなかった

だから

生まれてきてくれて

良かったんだよ、ありがとうね

今度はもっと優しい人と結婚して

幸せになってねって

書きました

 

 

「みっちゃ~ん」って

声が聞こえてきます