こんにちわ。
心の調律コーチ 深尾遊です。
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子どもに教えられたこと。
私が手放した「過去への怖さ」
離婚調停中の今でも、
私は元夫の反応を気にしてしまうことがあります。
「こう言ったら怒るかな。」
「また何か言われるかもしれない。」
そんなふうに、
もう一緒に暮らしていない相手なのに、
自分でも驚くほど無意識に気を遣っていました。
でも先日、
長男の一言でハッとした出来事がありました。
子どもを守ろうとしていたつもりが、
実は私自身が過去に縛られていたのかもしれない…。
今日はそんな出来事を書いてみたいと思います。
東京で気付いた、私の「思い込み」
先日、仕事で東京へ泊まりで行く予定がありました。
次男は父親の家へ泊まりに行くこともできますが、
長男はもう父親の家には泊まっていません。
物を取りに行くことはあっても、一泊することは嫌がります。
高校生になった今でも、
一人で家にいるのは少し心細いようで、
今回は長男と次男も一緒に東京へ連れて行くことにしました。
当初は土曜日に帰宅する予定でしたが、
台風の影響で新幹線が止まる可能性があったため、急きょ一泊延泊することに。
せっかくなので、
息子たちが
「今年8月で展示終了になるユニコーンガンダムを見たい」
と言っていたのでお台場へ行きました。
ガンダムベースでも買い物ができ、二人ともとても嬉しそうでした。
そんな笑顔を見られて、私も嬉しい時間でした。
長男の一言にハッとした
帰宅した日は、
ちょうど次男がお父さんの家へ泊まりに行く日でした。
出かける前に次男が、
「お父さんに、いっぱい買ってもらったって話す!」
と嬉しそうに言いました。
その瞬間、私は思わずこう言いました。
「買ってもらったことは話してもいいけど、東京へ行ったことは言わないでね。」
実は、以前一緒に暮らしていた頃、
私が仕事や勉強で東京へ行くことを夫は快く思っていませんでした。
その記憶が残っていて、また何か言われるのではないか…。
そんな不安が、無意識に出てしまったのです。
すると、そのやり取りを聞いていた長男が静かに言いました。
「お母さん、それは違うと思う。」
そして続けて、
「嬉しいことは、嬉しいって言いたいんよ。
そんなふうに言われたら、子どもは何でも言えなくなってしまうよ。」
その言葉に、胸がギュッとなりました。
本当にその通りでした。
私が怖がっていたのは「今」ではなく「過去」
もちろん、長男の言うことは正しい。
でも私は、不安を簡単には消せませんでした。
すると長男がさらに言いました。
「そんなに嫌な人だったら、〇〇はお父さんと科学館なんて行かないよ。」
先日、次男はお父さんと二人で科学館へ出かけていました。
長男は、そのことを例に出して、
次男は自分でちゃんと相手との距離を感じ取れている。
そう伝えたかったのだと思います。
その言葉を聞いて、私はようやく気付きました。
私が怖がっていたのは、
"今の現実"ではありませんでした。
過去の経験を思い出して、
「また同じことが起こるかもしれない。」
と、未来まで勝手に想像していただけだったのです。
心は過去の経験から身を守ろうとする
心理学では、
人は過去につらい経験をすると、
似た状況で無意識に警戒しやすくなることがあると言われています。
これは、自分を守るための自然な心の働きです。
一方で、その警戒心が強くなりすぎると、
「まだ起きていないこと」まで怖く感じてしまうことがあります。
私はまさに、その状態だったのだと思います。
過去を基準に今を見てしまい、
本当は自由に過ごせる場面でも、自分で自分を縛っていました。
子どもは親が思う以上によく見ている
今回、私は長男から大切なことを教えてもらいました。
子どもだから分からないのではなく、
子どもだからこそ、
大人が見えなくなっていることに気付くこともある。
そんなことを改めて感じました。
そして私は決めました。
もう、一緒に暮らすことのない相手の反応を想像して、
自分や子どもたちの言葉を制限するのはやめよう。
何を言われても大丈夫。
私はもう、簡単には壊れません。
子どもたちには安心して気持ちを話せる環境を
次男は昔から周りによく気を遣う子です。
夫婦仲が悪かったこと。
長男が幼い頃、
癇癪が強く家庭の中が慌ただしかったこと。
そんな環境の中で、
知らず知らずのうちに空気を読む力を身につけてきたのかもしれません。
だからこそ、これからは
「嬉しい。」
「楽しかった。」
「悲しかった。」
そんな気持ちを安心して話せる家庭でありたい。
子どもたちが心も体も健やかに育ってくれること。
それは子どもたちのためだけではなく、
私自身の幸せにもつながるのだと思います。
最後に
子育てをしていると、
”親が教える側”だと思いがちです。
でも実際は、その逆もたくさんあります。
今回も私は、
長男の一言で自分の思い込みに気付くことができました。
子どもは、親の鏡と言われることがあります。
私は「親だから完璧でいなければ」と思っていましたが、
今は違います。
親も子どもと一緒に成長していけばいい。
そう思えるようになりました。
今日もまた、子どもたちに一つ大切なことを教えてもらいました。
【心理学的補足】
過去につらい経験をすると、人は似た場面で危険を予測しやすくなります。
これは脳が自分を守ろうとする自然な働きです。
また、子どもが安心して感情を表現できる環境は、
自己肯定感や情緒の安定につながることも、
多くの発達心理学や愛着(アタッチメント)研究で示されています。
だからこそ、
大人が自分の不安に気付き、
「今の現実」を見直していくことは、
親自身だけでなく子どもの安心感にもつながると言われています。