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心の調律コーチ 深尾遊です。

 

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息子が、少しずつ学校に向きはじめた日

「行ける・行けない」より大切だったこと

不登校が続いていた息子が、

最近、遅刻してでも毎日登校するようになりました。

ほんの小さな変化かもしれません。
でも私にとっては、大きな一歩でした。

子どもが学校に向かえないとき、

私たちはつい
「どうやったら朝起きられるか」
「どうやったら生活リズムを整えられるか」
という“方法”を探します。

もちろんそれは大切です。

でも今回、私があらためて感じたのは、
テクニックの前に、

“意欲”という土台があるということでした。

今日は、わが家で起きた小さな変化と、

そこから見えたことを書いてみたいと思います。

なぜ「生活改善」だけではうまくいかなかったのか

先日、息子は体育でダンスの授業があると言い、

タブレットを見ながら練習していました。

学校に行けていなかった期間があったため、
「みんなと一緒に踊るとき、自分だけできないのが気になる」
そう話していました。

私は「少しずつ意欲が戻ってきたのかな」と、

ほっとしました。

けれどその夜、
12時を過ぎてもなかなか寝ようとしません。

声をかけても動かない。
結局、私は先に寝ましたが、

息子は夜中ほとんど眠れなかったようでした。

話を聞くと「暑くて汗をかいて寝れなかった」と。

神経発達特性と「寝る」の難しさ

神経発達症(ASDやADHDなど)のある子どもは、

  • 明日のことを見通して行動する

  • 「今やめて寝る」と切り替える

  • やるべきことを順序立てて実行する

といった“実行機能”と呼ばれる力に弱さが出やすいことが、

研究で示されています。

簡単に言うと、
「分かっているけど、行動に移すのが難しい」

状態になりやすいのです。

また、神経発達特性のある子どもは

  • 寝つきにくい

  • 夜中に目が覚めやすい

  • 昼夜逆転しやすい

といった睡眠の困りごとも、

定型発達の子どもより多いことが報告されています。

つまり、
「寝ない」のではなく、「寝られない」こともあるということ。

頭ごなしに叱る問題ではないのだと、あらためて感じました。

生活テクニックは大切。でも、それだけでは足りなかった

一般的に効果的とされている支援には、

  • 視覚的なスケジュールを貼る

  • タイマーを使って切り替えを促す

  • ペアレントトレーニングで親の関わり方を学ぶ

  • 就寝ルーティンを作る

  • 就寝前はブルーライトを避ける

などがあります。

これらは確かに「土台づくり」には有効です。

でも、わが家の場合はその手前、
“学校に向かう意欲”そのものが下がっていたのです。

本当の困りごとは、どこにあったのか

息子の中では、こんな流れが起きていました。

学校が面白くない

クラスで話す人がいない

輪の中に入れず、ひとりで過ごす

学校に行く意味を感じにくくなる

朝起きるモチベーションが下がる

夜遅くまでスマホゲーム

朝起きられない

「起きない」のではなく、
“起きたい理由がなかった”のかもしれません。

そこで担任の先生に相談しました。

登校できた日に、先生が関わる時間を少し増やしてくださったり、

声をかける機会を意識してくださったり。

その積み重ねで、
「今日は行ってみようかな」という日が増えてきました。

ほんの少しずつですが、
息子の中に“向かう力”が戻ってきたように感じています。

子どもの「困りごと」に焦点をあてる

今回あらためて思ったことがあります。

それは、

問題行動の奥には、必ず“困りごと”があるということ。

  • なぜ起きられないのか

  • なぜ寝ないのか

  • なぜ学校に向かえないのか

表に見えている行動だけを直そうとすると、親も子も苦しくなります。

でも、

  • 何がつらいのか

  • どこで孤独を感じているのか

  • どんなサポートがあれば安心できるのか

そこに焦点をあてると、関わり方が変わります。

思春期は「第三者」の力も借りる

思春期になると、
親の言葉よりも第三者の言葉のほうが届くことがあります。

先生、スクールカウンセラー、部活の顧問、塾の先生、親戚…。

相談できる先をいくつも持っておくことは、子どもの安心材料になります。

親が全部を抱えなくていい。

それだけでも、少し心が軽くなります。

小さな一歩を、大切に

毎日完璧に登校できているわけではありません。

夜遅くなる日もあります。

それでも、

タブレットを見ながらダンスを練習していた姿は、
確かに前を向いている姿でした。

 

不登校は、
「怠け」でも「親の育て方」でもありません。

環境、特性、人間関係、心の状態・・・
いくつもの要素が重なって起きるものです。

 

もし今、同じように悩んでいるお母さんがいたら。

どうか、
行かせる方法よりも、

困りごとを知ることを大切にしてみてください。

 

小さな意欲の芽は、
安心できる関わりの中で、ゆっくり育っていきます。

焦らなくて大丈夫。
あなたも、十分に頑張っています。