Facebookでも書いたのだけれど、会員限定のメルマガの内容。
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データや素材を集めたものが「情報」じゃないですか。
で、知識ってモノのは
「他の誰かがまとめたもの」に過ぎないわけじゃないですか。
過去にだれかがまとめたもの=知識 ってことですよ。
自分のものっぽいけど知識の実態は「誰かのモノ」なんですね。
・●●さんが言ってました!
・●●っていうビジネスがいいらいいですよ
・●●は、どうやら激アツらしいです
とまあ、こーゆーことをサラリと言う人は多いです。
辟易します。正直お付き合いしたいないTYPE。
情報に振り回され、
知識があれば全ては上手く行くと信じている人種です。
情報収集に必死で、書籍やらを読み漁り
事例やセミナーに参加して、
「分かった気」になっている人が98%くらいなんですよ。
マジで。
事例なんて「過去の成功例」なんですよ。
ちなみに僕は「運とタイミング」という要素が絶対にブレイクには必要だと思っています。(かといって..「運を良くする」的な考えとか本はキライですけど。)
実はソコが大きな要因であったケースは多数あるわけです。
成功本なるものの嫌いな点はそれら(運とタイミング)を隠し、後付けでなにかしらの理由をこじつけているモノが多いから。
言いたくないんでしょうねー。「運やタイミング」の存在を。
でもとても重要です、とくにネット媒体のビジネスは。
ネットで何か集客しようとか、ネットを使って何かやるなら「タイミング」はとても重要。
「着手があと1年早ければ上手くいっていましたねー」
というモノや相談がホント多いので。
なんでやんなかったんですか?って聞くこと多いんですよ。
「あたためすぎて、腐らせる」的なパターンが多いんですよ。
知識や情報狩りの先に「大きな変化」ってないんですよ。ほぼない。
あるとすれば自己高揚感くらいでしょ。
「学んでるぜ!おれ!」みたいな。
例えば成功事例的なセミナーであれば、細かなことでなく「その本質」を読み取らないと、そーゆー系のセミナーに出ても意味ありませんので。
売上=客単 × 接触頻度(来店頻度)× 客数
「成功した!売上あがった!上手く行った!」ということは、この「3つの数字」をいじったってことです。どこかの数字をUPさせることが出来たということ。
それは「どの部分」で「どうやって改善させたか?」が重要なんですよね。
重要なのはそこを読み取るってことです。
そのUPの根本的な原理原則を事例を通じて読み取ることですね。
枝葉ばっか見ていると手法とかやらに振り回されますので。
飲食のオーナーともこの間話していたんですけど。
特に飲食なんて売上はあげやすいんです。
・・・・・・・なぜか?
理由は簡単で、「飲食店に入って水だけ飲んで帰る人」はいないから。
・ランチが1800円だから、ちょっと予算オーバーなので帰ります!
って人はいないんですね。
まあサロンとか美容室もそうですよね。
店先で「いきなりお金の話」をする大人はいませんので。
いるとしたらソレは顧客として相応しくないと思いますし。
店舗型の素晴らしい点は、ネットと一番違う点は・・
”来店=売上” という他ロジックが成り立つ点です。
ここがとっても大きな強み。
だとすると儲かっていない店は何をすべきか?
店舗型ビジネスで「この世で一番簡単な売上アップ方法は何か?」
はい。
価格の見直し、つまり値上げです、間違いありません。
これやるとかならず激変します。
僕の知る限り現状より悪くなった人は知りません。
いたら教えて欲しい、会いたいくらいですよ。
例えば10-20%くらいでメニュー単価をすべて書き換えるわけですよ。
まあ9割の人はしませんけどね。
「お客は価格を高くすると買わない、リピートしない」
って思っているから。
値付けそのものが同業他社の「メニュー価格」を参考にしているから。
馬鹿ですね。
値下げだけならマダしも、
値段を下げると同時に、サービスとか何やらの「価値」も下げてるから、
残る利益は全然なわけですよ、悲しいですね。
同じ土俵で戦うから利益でないんですよ。
そもそも「値下げ」で潰れた会社は山ほどあるけど、「値上げ」で潰れた会社ってないんですよ。
この事実を言ってもアレコレ理由をつけたがるけど、マジで改善するならプライシングを見直すのが一番なんです。
利益が厚くなれば
・STAFFに今より良い時給を払えます
・今より良い食材で作れます
・今よりストレスのかからない顧客が創造出来ます
・今より顧客に良いサービス、体験をしてもらえます
・今より紹介、口コミが広げやすくなります
・・・・・誰が損するんですか?
1000円ランチ。
これを1200円にしましょうか。20%アップ。
200円アップって見た目では大きいですね。
この200円の価値を「何でつけるか」が重要なんです。
原価50円くらいの何かを追加で1品つけるとか、
次回来店で300円割引クーポン出すとか。(2名様以上などで)
揚げたてのフライをその場でお皿に盛りつけるとか。
ワンプレートならメインは「出来立て」をテーブルにもっていき盛りつける。
・・・とか、考えればもっと山ほどあります。
知識と情報は今の時代「誰でも獲得できる」んです。
でも知識だけではこれから先は勝てない。
ビジネスでは絶対に勝てないと思うんですよ。
知識で生き残るのって大変なんですよ。
知識はビジネス的には「収益」を保証してくれません。
知識は「守りとしての武器」にはなりますが、
ビジネスで重要である「攻め」、つまり「攻めの武器」にはならない。
盾にはなるけれど、攻めには知識はあまり向かない。
例えば何かしらのセミナーとか講演でエキサイティングな話を聞きます。
講師が、先生が超え高々にこい叫びます。
・僕はこうやって成功しましたー
・我が社はこの方法で売上あがりましたー
あらいいですねー。得した気分になっちゃいますよね。
ドーパミン全快で「なんか得して自分も出来る気」になりますね。
自己啓発セミナーに通い続ける人と同じで、「自己を啓発」している時点で、他人と交わる「社会」では、そんなトコで学んだものの大半は通用しませんよ。マジで。
啓発すべきは「自己」でなく「自社に相応しい見込客やお客様」なんですね。
より高い認識・理解に導くことを考えないと。
プライス、お金の話じゃなんですよー。
情報 ☞ 知識 ☞ ?
? の部分。ここなんですよー。
じゃあソコは何かってゆーと・・・知恵です。
知恵
これを身につけないと「コロ」っと転落します。
マニュアル的に流行っている方法などを勉強しても、有名なセミナーに参加しても「結果」は変わらないでしょう。
ほぼ全て人に足りないのは「知恵」です。
知識だと錯覚して、
知識や事例を学べば自分も同じように上手く行く的な甘い考えは捨てましょう。
・知識とは事柄について知っていること
・知恵とは物事を理解し適切に処理する能力
情報、知識、知恵。
唯一磨けるのは「知恵」なんですよ。
そーゆーわけで最低限の知識は必要。
でも結局・・・
いつの時代も勝者は「知恵」の次のステージに辿り着いた人間だと思うのです。
完璧主義はいつの時代も「日の目」を見ません。
完璧なんてないんだから「遂行すること」が大切。
まずは「今出来る中で完結」させちゃうことでしょ、大切なのは。
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