タイムセールは古典的ながら有用な方法だ。
いや、、だった。
大阪の御堂筋とか必死に呼子が「今から30分間店内の全商品が・・・」的なセールをしている。
でも消費者は気づいている。
「いやいや。どうせまたスグにするんでしょ。明日も明後日も」
これは田舎街でも見かけるどこかのスーツ売りの商法と同じ匂い。
「改装についき全商品半額!!」と「閉店売り尽くし!」とか。
「閉店セール商法」と僕は呼んでいるが。
さて、本題。
海外では1顧客あたりの販売金額をあげるために
「Buy One Get One Free」がある。一つ買うと一つタダってコト。
ちなみにコピー的には「2つ買えば一つタダ!」と訴求するより、
「1個分の値段で2個買えます!」と訴求したほうが1.35倍売れる。
同じ事を言っていても「訴求方法」「言葉の使い方」で劇的に換わるから店舗ビジネスはこういう点を、あたりまえに実行できるかどうかが結構重要なワケです。
「3つ買えば1つタダ!」
「2つ買えば2つ目は50%オフ」などバリエーションが豊富な点は面白い。
業種も問わないので、最近ではECサイトでもたまに見かける。
ポイントは、賃料、人件費、利益、原価をどう捉えるかです。
店舗型のビジネスなら店舗の固定費は、おまけを付けない付けないで対して、変わらない。
だから「値引き」ではなく「おまけ」的な手法を選択したほうが、必然的に儲かる。
儲からない儲かっていないお店は値引きしちゃう。頑張って値引きしちゃう。
サービスや商品を値引いても人件費は変わらないのにさ。
少し計算すればどんなに大冒険しているか分かるのにさ。
ここ重要。
たぶんテストに出る。
人件費はそのままなのだから、安くした分だけ赤字がすこしづつ増えていく。ゆっくりと。
値引きに応じて人件費も値引いてくれればいいけど、そんなウマイ話しはないわけで。
潰れてはじめて理解できる・・という悲惨な話しは結構ある。
「プレゼント、おまけ」をやりまくろう。
「値引き」なんてしないこと。
こう書くと「店舗型ビジネス」のコトだと思いがち。
それが残念な思考の典型例。
だって、ネットでもコレって一般的になってるから。
1年契約すると2ヶ月タダ!とか、
半年契約すると入会金無料!とか。
言葉は違うけど「2か月分無料」とか「2か月分サービス」は、
「2ヶ月分タダです」というコト。
タダと言わない(そう表現していない)から、気づかないだけだ。
ネットが利益率が高いのもこういう仕組みが平然と転がっているからかもしれない。
深い意味は知らなくても他店でもこういった仕組みをしてるから、自然と自社も真似している。
というかジツはもっと儲かるのは、例えば
「10ヶ月契約したら1年間適用。2ヶ月タダ!」という方法とかか。まあ、原価固定費によるが・・
会員制やスクールなら1年間の料金で1年2ヶ月分です!2ヶ月オトク!としたほうが一番利益が出る。
割引でなく「タダ」「おまけ」で応戦しよう。
たまに「30個買うから1割ほど安くしてくださいよ~」的な懇願をすると、
「はいはい。よろこんで!」的な対応をするオーナーって多いですね。
それって「経営センス」を見極められているんですよ。
「いやあ無理です。ごめん。でも3つ余分につけますね!」
的な対応をしてくるお店は間違いなく儲かっている。。。。。
この記事とか参考になりそうです。>>
3人連れてきたら1人はタダ!
こんな折込チラシでクライアントは大きく利益をあげた。
1人タダにするだけで、2人の新規顧客が捕まえられる。
なんて獲得単価だろうか。
美しい。
ちなみに、この次にはさらに利益を生む仕掛けがあるワケで、さらに利益は出るのです・・・