「なぜ日本は原発を止められないのか?」で脱原発文学大賞を受賞した、ジャーナリストの青木美希さんをお招きしての講演会が5月17日(土)13:30から、ウェル戸畑多目的ホールで開催されます。北九州公演のタイトルは「どうすれば原発を止められるのか!」となっています。ある意味、それが分かれば苦労はしないわけですが、福島原発事故から14年、能登半島を襲った大地震から1年。原発回帰への道が鮮明になった今、原発廃止への道を真剣に探りたいと思います。

原発の抱える最大のアキレス腱は核のゴミ、使用済み核燃料とその対策です。核燃料サイクルという回らないサイクルで「核のゴミ」を資源といい繕い、六ケ所再処理工場に何とか運び出そうと必死ですが、その再処理工場が完成しない。再処理工場が完成しないため、電力各社は使用済み核燃料の持って行き場を何とか確保しようと中間貯蔵施設や原発敷地内乾式貯蔵施設を作ろうと必死です。佐賀県は玄海原発敷地内乾式貯蔵施設の建設に同意し、建設が始まりました。2027年に運用開始の予定ですが、まさに2027年には玄海3、4号燃料プールは満杯を迎え、使用済み燃料をどこかに運び出さなければ原発の運転が止まってしまうという、ぎりぎりのタイミングでした。

川内原発はどうでしょうか。あと5、6年で燃料プールは満杯を迎えます。それまでに敷地内乾式貯蔵施設を作らなければ運転は止まります。九州電力の池辺社長は「使用済み燃料は六ケ所再処理工場に運び出すので、薩摩川内市に留め置かれることはない」と度々発言しています。ところが、川内原発1、2号機は2007年、8年からステップ2と呼ばれる高燃焼度燃料(5.5万㎿d/t)の使用を始めた。このステップ2の使用済燃料は現状六ヶ所再処理工場で再処理できない。その事業許可申請書には「再処理する使用済燃料の平均燃焼度は4.5万㎿d/t 以下」と制限されている。ステップ2燃料は「集合体最高燃焼度5.5万㎿d/tかつ集合体平均燃焼度は4.8万㎿d/t~5.0万㎿d/t」で、この条件を超えている。つまりステップ2使用済燃料は現状六ヶ所再処理工場では再処理できないため、川内原発から搬出されることはない。九州電力は薩摩川内市民に対し、「使用済燃料が薩摩川内市に留め置かれることはない」と主張し続けてきた。約束を反故にしないためには敷地内乾式貯蔵施設建設は断念し、原発を止めるしかない。

ステップ2燃料問題は全国の原発に共通する問題だ。正に、使用済み燃料が原発を止めるか!?

 

青木美希さん講演会

~どうすれば原発を止められるのか~

日時:2025年5月17日(土)13:30~16:00

会場:ウェル戸畑多目的ホール(JR戸畑駅横)

会費:500円

主催:さよなら原発!北九州集会実行委員会

連絡先:090-9478-6195(深江)