長女が仕事から帰ってきて洗濯をたたみながら突然話し始めた。
そしてその声は段々涙声になっていた。
「お母さんの病気のことが怖くて、ずっと避けてきた。
お母さんが死んだら私はどうにかなってしまうかも知れない。
自分のことも色々あって、今はもう辛くて辛くて仕方がない.。」
と涙声は号泣にかわった。
びっくりした。
長女はそんな風に感情を表すタイプではなかった。
そんな娘が突然大声で泣き出したのだから
よっぽど辛かったのだろうと思う。
先日、叱ったことも心に残っていたのか、
ずいぶん自分を責めていた。
それから色々話し合った。
家族のこと、病気のこと、治療のこと、人口呼吸器のこと、
恋人のこと、妹のこと、ガンになって気づいたこと、
不安なことなど、私は思っていたことを素直に話した。
娘も話してくれた。
そして、笑ってくれた。
大きな不安と恐怖、初めての仕事に心労と疲労が重なって、
長女の中ではもう、一杯一杯だったのだろう。
今日こうして話せたことは良かった。
もう長女は大丈夫かも知れない・・・