中国の反日デモについて思うこと。 | 風花の日記

中国の反日デモについて思うこと。

Riptonさんの記事を受けて、思うことを書いてみました。

 

私も今回のニュースで悩んでいます。自国以外の国の人は○○人って一くくりにしがちです。でも今回の反日デモ、規模は相当なもので怖いですが、中国の総人口数から考えるとほんの一握りの人々。だから、”中国人って怖い”って思うのはおかしいと思います。

 

お互いの多くの国民は、早く仲良くなりたい、もっとお互いのことを知りたいと思っていると思います。でも日中の国交はなかなか前に進まず。侵略した側とされた側での”歴史”が違うのはどの国でも同じこと。どちらが正しいなんて、難しすぎて判断できません。両者の説明をていねいに受けたとしても、私にはどちらが正しいなんて決められないと思います。

 

どちらにしても、1つの事実は変らずあります。中国には戦争を経験し心身傷ついている方々がたくさんいらっしゃるということ。そして彼らの子供たちも傷ついているということ。彼らに対して、日本の国はもっと誠意ある対応、よーく考えた言動や行動をとるべきだと思うのです。

 

これについては、日本と中国の”戦争被害(そんなことばあるのか?)”に対する感情の温度差にも起因するように思います。日本はアメリカに2度も原爆を落とされ、多くの方々が亡くなられました。それにもかかわらず、アメリカに対して嫌悪感を感じる人はそんなにいないように思います。なぜ?戦後、アメリカの援助を受けて復興、アメリカを目標に急成長。このためなのか、アメリカに対する感情はどちらかというと、嫌悪感というより憧れが強いように。だから、中国が日本に対して感じる感情を理解することができないのかなって思いました。

 

さて、もう1つ。私が最近はまっている言語に通じるのですが、他国の情報を手に入れるためには、その言語に長けているか、翻訳されたほんの一部の選ばれた情報を入手するしかない。きっと大多数がこの一部の情報に頼るしかないでしょう。でも、この一部の情報のみでその国を理解したり判断したりできるのでしょうか?絶対偏っているはず。私はこれがとても怖いのです。

 

最近、日本では中国語や韓国語が流行しているようで、勉強できる学校もかなり増えてきたと思います。英語はもちろん世界共通語の1つとしてとても重要だと思いますが、日本にとっても近い中国や韓国の言葉に触れる機会がもっと身近にあればなあ、義務教育の段階からもあればよいのになあと思います。そしたら、政府を通してではなく、国民同士の意思疎通が可能になり、偏った情報に頼らず仲良くできるんじゃないかなあと。

 

そんな簡単にはいかないけれど、中国人の友人はいますし、ちっちゃな国際交流からお互いの国の理解が深まればいいなあと思っています。今住んでいる環境では、中国語勉強はちょっと難しいけれど、たくらんでいますよ、私(*^^)v。