今日は立春。
昨日と一変している。
モヤモヤする。
私、自分自身を、生ききれていない！
そう感じる。
立春のせいなのか、たまたま自分の体調なのか、わからないけれど。
今まで、当たり前に思ってやっていた家事も、なんだか、何故女性ばかりがするのだろうと、急に思えた。
亭主関白な父、それを支える母、それを見て育った。
妻は、夫を支えるのは当たり前。
親戚も皆、そうだった。
だから、私も、結婚したら、夫を支えるのが当たり前だと思っていたし、自分のやりたい事をするのは、家事がきちんと出来てからだと思っていた。
でも、40歳過ぎて、50歳に近づくにつれ、体力が落ちてきているから、家事をやってからやりたい事をしようとすると、
もうやりたい事をする体力が残っていない状態になる。
だから、もう自分のやりたい事、用事、は出来なくなる。
ただ家事をして、仕事に行って、それだけになってしまった。
それで幸せだと思うようにしていた。
家庭が安定するのが、幸せだ、と。
でも、40歳からの日々は、かなり不幸せだった。
自分がきっとちゃんと出来ないから、夫婦関係も、家庭の中も不安定なんだと、自分を直そうと、
スピリチュアルやヒーリングや自己啓発の研修にも行ったけれど、結局行っている時だけ幸せを感じて、家に戻ればダメだった。
もちろん、その時は辛すぎた時期だったので、その場では救われたから、生き延びられた事には感謝しているが、お金は失い過ぎた。
働いたお金は、片っ端から消えていき、そして精神的にも完全には治らない。辛くて身体動かなくなって働けなくなるかもしれないし、でも働けなくなれば、生きていけない。
毎日、「お願い、身体動いて」と祈りながら、働きに出かけてた。
完全に鬱状態だったと思うけれど、病院に行くと、薬もらうと抜け出せなくなると聞くから良くない事だと思いこみ、病院以外の手段で治る方法を探そうと、またお金を出してしまう日々だった。
しかし、お金は完全に尽きて、かなり生活するのがギリギリになり、私はやっとスピリチュアルやヒーリングや自己啓発研修などから、離れる事が出来た。
世の中のスピリチュアル等を批判しているわけではないが、あれはお金が有り余っている人なら、余ったお金でやってもいいが、精神的にピンチの人がやると、それで治るかも！と人生をかけようとしてしまい、逆にピンチになる。
私のような人には、要注意だ。
精神的に追い込まれていない人が、趣味のようにやるなら、そこまで、お金を注ぎ込まないだろうから、よいだろうが。
私は、大きなお金を稼ぐ能力もなく、お金が尽きたから、今思えばそれが、良かったのかも。
もちろん、「副業で稼げます」という情報商材に騙されて、それでもお金を失ったのは大きかったが、そもそもたくさんお金が欲しかったのは、スピリチュアルな事で自分を救いたかったから。
もし、元々給料の高い仕事が出来る自分だったら、情報商材にも引っ掛からずに、ずっと定期的に、スピリチュアルな事にお金を注ぎ込み続け、抜け出せなかっただろう。
「全てを失くしたが、何も失くしてはいなかった」という言葉を、昔、何かの星占いの記事で、読んだ事がある。
当時は、不思議な言葉だな、と思ったけれど、後になって、なるほど、と思った記憶がある。
上手く言えないけれど、そう、私の中にある、命の火は、消えなかったのだ！
昨日、「人は完璧には生きられない」、それが当たり前で、しっかり生きるというプレッシャーから解放されたと書いたけれど、
現実的には、やはり夫を見ると、「何かしてあげなきゃ」という思いがふつふつと湧いてくる。
しかも、ずっと「何かしてあげなきゃ」というスタンスで、夫に接してきたから、夫も家事はしてもらえるのが、当たり前になってる。
何も言わずに、気持ちだけ切り替えて、やれる事だけはやって、という家庭生活に、徐々に、して行こうかな、と思ってたけれど、言わないのは、やはりダメだな。
夫に言おうと思う。今までのスタンスでは、生活出来ない、と。
そう言うと、「じゃあ何もしなくていいよ。家事もやりたい事だけすればいいよ。」と夫は言いそうなので、「そういう事ではなくて」ともっと話そうと思う。
でも、話しても分かり合えないという事は、人同士ならありえるから、という事が最近やっと実感出来てきたから、
「どうしてわかってくれないんだろう」ではなくて「人は分かり合えないのが当たり前」という風に話そう。
今までは、分かり合いたくて、我慢して合わせたり、自分を主張して夫と口論になり、でも口論に弱い私は、結局夫の意見を飲む事になり（それが辛い）…、を繰り返してきた結婚生活だったけど。
でも、分かり合えないのを認める事が出来るようになると、
分かり合えない人とは、距離を置きたくなるわね
ここまで書いたら、モヤモヤが消えました‼️
皆さま、良い日々を
↑夕暮れの東京駅