。。。つづき

鎌倉に入る正元元年(1259)までの七年間、
忍性は八田知家が知行していた常陸の三村寺(廃寺)を本拠にして、
つくば市にある関東最古様式の宝篋山宝篋印塔(参考サイト)など数多くの石塔を残している。
徳治三年(1308)造立の鎌倉安養院宝篋印塔(参考サイト)も大蔵派石工の作と推定され、
この前後には関東様式の宝篋印塔として定着した事を物語っている。
通称・政子の墓の右隣に建つ巨大な石塔である。
旧東海道に沿って造られた石塔群保存整備記念館は「立体映像や迫力あるサウンドを駆使し歴史的背景を解説したガイダンス施設」とPRしているが、
お化け屋敷みたいな雰囲気もあって特に面白みは乏しい。
ただし江戸時代の絵図(複製)などで当時の有様が如実に再現され、
興味を惹かれる。
またそれらの史料を調べて復旧した努力と熱意には頭が下がる。
記念館は管理者が常駐し、
トイレ・休憩スペースを備えている。
現地案内板から転載した地図はこちら、
記念館から曽我兄弟の墓まで往復して約1200m、
精進池周遊道路を含めると約2000m程度。
地下道が完備しているから国道を横切る場合も危険はない。
無休・3~11月は9時~17時・12~2月は9時~16時 入館無料、駐車場完備 JR小田原駅・小田急箱根湯本駅から路線バスあり(六道地蔵下車)
つづく。。。