東円寺

忍草山 大日院 東円寺は日本仏教を通じての代表的宗派である天台宗のお寺で、
比叡山延暦寺の末寺です。
富士山修行の道場として、
弘仁元年(810年)に開創されました。
現在のご本尊は、阿弥陀三尊像です。
江戸時代、
忍草村の老若男女の寄進によりお祀りされた仏様です。
また、
聖観音像・不動明王像・大日如来像・弁財天など、多くの仏様が鎮座されています。
中でも、村指定の重文、聖観音像は、
忍草浅間神社の国指定文化財の三神像を造られた仏師によって、
2年後に造られた仏様で、
1317年に造られています。
富士山と関わりが深いということが学術的に言われています。
忍野八海の昔を知っているご年配の方々から、
変わってしまった忍野の風景に残念がられる声を聞きます。
けれども、
聖観音様を初めとする東円寺にお祀りされいます多くの仏様は、
昔と変わることなく私たちを温かい眼差しで見守ってくださっています。
春になると桜並木が美しく、
鐘楼門や三体の地蔵を祀った地蔵堂等、
境内のたたずまいはとても魅力的です。
一年を通して様々な催しを行っております。
山梨県の観光名所として、
多くの皆様に親しまれています。
時代が変わっても幸福でありたいと願う気持ちは、
変わらないと思います。
東円寺は素朴なお寺です。
富士山と関わりの深い仏様が、
皆様のお参りを心からお待ちしています。
* http://touenji.jp/smarts/index/より転載 *