千葉の某所で、チェロとヴァイオリン、そしてピアノのレコーディング。

ここのスタジオは世界の著名な音楽家が収録をする知る人ぞ知る場所。

 

その特徴は、高い天井とピアノや他の演奏者が同時に録音できる特別な環境だ。

 

東京都内にも素晴らしいレコーディングスタジオはあるのだが、一番のネックは録音ブースの狭さ。

その為にクリックを使用しての別撮りが主な手法となり、予定調和の音しか生まれない傾向になる。

 

しかし、同時収録を可能にする場所では演者の息のあった音の収録が可能となり、そこにはインスピレーションがふんだんに詰まっている。

 

 

さらに、そこは床に敷き詰められた木やレンガ、天井の高さに至るまで『上質の音』を収録される為に設計され、酸素が生み出す音の柔らかさまで計算されているという、、、

 

凄い、、、、

 

レコーディングは二日間に渡り行われたのだが、マイクや楽器の位置を全く変えていないにも関わらず、初日と二日目では全く性質の違う音が鳴り響く。微妙な湿度や温度により、音の違った側面を演出してくれるのだ。

 

高音、中低音、低音などを正確に収録する技術と知識。

ピアノの上蓋の質量の違いによって音の出方が違い、それによりマイクの位置も変わってくるという、、

 

面白いなぁ、、、

 

最後にここでおもてなしされる料理も絶品で、思わず唸ってしまった。

全てが無農薬の自家栽培で作られたという野菜。

 

野性味と旨味に溢れ、胃袋と気力も満たされた。

 

本当に、最高かよ、、、!!