もうかれこれ『バルサウキ作り』を始めてから7年目になりました。

経緯は当時長男が某私学硬式野球部へ入り、釣りに行ける機会が激減しました。当然、釣場との心の距離感や、情報網との連携も薄れ『このままだとヘラ釣り自体を辞めてしまうかも。』との思いが募りました。

何かないか?散々考えた挙句相模湖で使うウキとしてロクな物が無いコトに気が付いた。。。

1本15,000円も出して作った特注電気ウキは数回使っただけで天に召され、文句を言えば『半額くれれば新規で作り直します。』とか、それでも無ければ釣りにならないので大枚叩いて一体何本作ったコトやら('◇')ゞ

時を同じくして同様の思いをしていた仲間が『BK』を使った照射で昼ウキで釣りが出来ないものか?を試行錯誤の繰り返しでようやくまともに釣りが出来る物に辿り着いた。

そこで、釣りに行けなくてもウキ作りをして『昼夜兼用のオレ流』のウキを作ってみようと独学で始めました。

以来、相模湖用のウキは全て自作し、他人のウキでは1枚も釣っていません。

バルサを貼り合わせ形成して作るというコトがイチバン楽に綺麗に出来るコトに気が付いてからは見る見る内に良いウキが作れるようになったのだが、なんせボディ径が10㍉とか13㍉とか太いウキばかりだったので、慣れれば非常に簡単でしたが、細い小さいウキを作ってみようと、6ミリとか7㍉のウキにチャレンジしましたが、形成している間にボディに撚れが出たりして上手く作るコトは出来ませんでした。

ここ2・3年ウキ作りを休止していたが、4月に入り青田の宙釣り用のウキを作り出すと10㍉が9ミリ9ミリが8ミリと少しずつ細い物を作れるようになり、今回ボディ径6ミリ台の小ウキを作り始めました。

IMG_1112.jpg

ここ2年位の間に近所で釣りをするのに安価な大量生産品の羽根ウキを数本購入しましたが、活性の高い時期の釣りには使えても厳寒期の固形食わせを付けたセット釣りをすると全く使い物にならなくて、25年位前に使っていたウキを使ってみると出ていなかったサワリが出るようになり、簡単に釣れ始めてしまう始末。

そこで少し高額ではあるが某ウキ作者へオーダーを入れたところ『そんな長い羽根はもう入らないし、手持ちにも無いよ。』との事で出来る限りの寸法で作ってもらったものの、自分の思うサイズには届きませんでした。

オイラの使っているバルサはバルサを作っている会社にお願いして、サイズ、素材の全てをオーダーしてひいて貰っているので、強度はさて置き、軽さには自信があり、今回作ってみると同径同寸の羽根ウキよりも格段に軽く、錘負荷もあるのが実証しました。

小べら釣りは手返しも多く、合わせる数も格段に多くなる為にどれだけ耐久性があるかは?これからつかってみないと分かりませんが、今後の小ベラ釣りのウキで市販品・オーダー品で賄えない所は自作のバルサウキでチャレンジしてみようと思います。