隣の芝生は青く見えます。

いまやっていることがうまくいかない場合、ついうまくやっている他人の成功に目を奪われてしまうのが世の常です。


既存事業が泣かず飛ばずで、やらなくてもよい新規事業に「逃げ込んで」失敗しているケースが最近は多々あります。


どうしてそうなるのか。


理由は簡単です。内容をよく知っている既存事業でうまくやれない会社が、よく知らない新規事業でうまくいくわけがないからです。


ビジネスのコツのひとつは「何でもかんでもやらないこと」です。


ピーター・ドラッカーは、企業がやるべきこととして次の3つを挙げています。
①既存事業の業績向上
②機会の追求
③新規事業

新規事業も重要ですが、あくまで三番目です。


また数々の事業を挑戦する時の鉄則として、「小さなリスクは恐れるな、大きなリスクはとるな」という言葉があります。


そもそも企業は、社運など簡単にかけてはいけないのです。

まずは既存事業を見つめなおしましょう。

経営者は世の中の大きな流れを見極めていく必要があります。


ここで勘違いしてはいけないのが、ことさら未来を予測しようとすることです。

未来を予言者のようにとうとうと語れるのが優れた経営者だと思い込んでいる人がいます。
しかし未来は、未来ばかりみようとしても見えてきません。


では、どうすればいいか?


それは現在と過去をコツコツと勉強することです

まず毎日の新聞を丹念に読むことです。そうして起こっている事実をどんどん吸収するのです。それが過去や現在を知る「正しい努力」の第一歩です。


特にお勧めは、月曜の日経新聞の経済指標です。それを毎週、「定点観測」するだけでかなりのことがわかります。未来も見えてきます。


自分自身の経済観、経営観を養うために、常に現在(現在は常に過去になる)を知る地道な努力は、経営者の最低限の義務だと思います。