塩水浴について | FUJIYAMAめだかのブログ

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富士山の麓でメダカを楽しんでいます。
当方の飼育環境や飼育方法の紹介をしていきながらブログを通じて日本全国にメダカの輪を広げたいです!

こんばんは口笛
FUJIYAMAめだかです富士山

今日はちょっと過去記事の焼き直しですが
目次に載せる為に塩水浴について
一つ記事にしておきたかったので
二度目の人はスミマセンショボーン

前回は塩水浴について
ついでに書いただけですが
今回は追記してますので
二度目の人も是非読んで下さい(笑)

いつものごとく初心者向けなので
ベテランの方や専門家の方々は
温かい目で見守ってくださいてへぺろ

…という事で
今日は塩水浴について書こうと思いますウインク

メダカが病気になった時や、予防として
塩を投入する人も多いと思いますが
何故塩を入れるんだろう?
と疑問に思った事はありませんかキョロキョロ
確かに殺菌効果はありそうだし…
お清めみたいな印象もありますよね(笑)

まず、人間もそうですが
メダカの体内塩分濃度は0.9%です生ビール
(弱っているメダカはもっと低い可能性もあります)

で、海水の塩分濃度は約3.5%です波
仮にメダカを海水に投入した場合
水は塩分濃度の低い方から高い方へ移動する
という性質(浸透圧と呼ばれているもの)
があるので、メダカの体内(細胞)や血液に
含まれている水(体液中の水)は海水では
外へ逃げようとしますガーン

つまり大量の海水を飲むと
体内の水分が海水に持って行かれ
脱水症状をおこすのですガーン

ただ、海水魚も体内塩分濃度は0.9%なのに
何故大丈夫かというと…
海水魚は鰓(塩類細胞)で海水を排出し
血液に浸透した塩分も
腎臓で抽出し塩分の高い尿として
排出しますキョロキョロ

淡水魚は逆に大量の尿をする事で
塩分濃度を保っていますニコニコ

…と、海水魚と淡水魚とでは
塩分処理のメカニズムが逆なのですが
サケや鮎やウナギのように
淡水と海水を行き来する魚は
それを上手く切り替えているそうです鉛筆
(↑先日兄貴が釣ったウナギ(笑))
一方メダカは淡水魚ですが
こういった機能も持ち合わせており
徐々に慣らせばそういった機能が活発化し
やや薄い海水でも飼える…
と言われていますキョロキョロ
(やったことはありません(笑))

ただ、急激な変化では
死んでしまうそうですぐすん
(やったことはありません(笑))
《参考文献:岩松鷹司著:メダカと日本人》

で、本題ですが
塩水浴の塩分濃度は
0.3~0.5%が一般的ですキョロキョロ
(水1リットルに対し、塩を約3~5グラム)

塩水浴の理屈の説明ですが
病気の元になる菌の体内塩分濃度は
約0.35%と言われています波
(物凄い種類なので一概には言えません!)
↑そんな事から何でもかんでも塩!
というのは間違いなのでご注意下さいね?ウインク
ちゃんと薬があるので病気には薬をオススメします。

いきなり余談ですが(笑)
尾腐れ病の原因と言われる
カラムナリス菌は
0~0.5%の塩水でよく発育する
と言われており
適温も28℃と高いと言われていますびっくり
《青木 宙 著:魚介類の微生物感染症の治療と予防》

ただ、改訂・魚病学概論では
カラムナリス菌は
0.2%以上の食塩を含む培地では発育しない
とも書かれていますガーン
《小川和夫/室賀清邦 著:改訂・魚病学概論》

どちらが正しいのかは
自分で経験してみるしかなさそうですショック
(それについては最後に書きます)

なので病気だからと言って
何でも塩水浴+加温と言うのは危険ですガーン

更に余談ですが(笑)
自分は尾腐れ病(カラムナリス菌)には
ニューグリーンFゴールド顆粒
を使っていますラブ

ただ、治療はもちろん大切ですが
そうならないように気を付けるのが
非常に大切だと思っていますニコニコ

松井ヒレ長などは
特に尾腐れ病になりやすいのですが
そうならないように
・キレイな水で飼育する
(グリーンウォーターは使いません)
・井戸水や湧き水は使わない
・週に一度の水換え
・過密飼育をしない
・日向での飼育
を心がけていますウインク
大抵病気が出る水槽は
日陰、嫌な感じの透明水、茶苔が出ている
水が臭い、風通しが悪い、軒下、屋内
って感じですショック

話がだいぶそれましたが(笑)
そう言った塩水で発育する菌は別として
塩分濃度調整機能のない菌は
海水に水分を取られて死滅しますニヤリ

つまり、全てではありませんが
淡水の病原菌は塩水では
生きられないので病気になりにくい
…という事になりますニコニコ

また、メダカの体内塩分濃度に
近付けてあげることで
魚の腎臓や排水処理の負担を
軽減する…という理屈がありますニコニコ
※弱っているメダカの体内塩分濃度は
0.9%よりも低い0.5%以下の事もあるそうなので
注意が必要です。

因みに推奨はしませんが
塩水で繁殖する(と噂の)
カラムナリス菌に冒された
メダカを塩水浴で治した事がありますキョロキョロ

自分が試してみたのは
0.3%程度の塩水でしたが
約二週間で完治しましたキョロキョロ

通常で考えれば
菌は殖えてしまうのですが、多分…
楽に過ごせる環境で、メダカが元気になり
メダカの免疫力が菌の繁殖に打ち勝った
のでは無いのかな…?と
勝手に考えていますうーん
(あくまで憶測です)

また、松かさ病、赤斑病の元と言われる
運動性エロモナス菌は
0~4%の塩水が発育可能範囲で
0.5%が至適と言われていますガーン
《青木 宙 著:魚介類の微生物感染症の治療と予防》

松かさ病についてはウィルスや菌以外にも
別に原因ある場合もあると言われてますが
薬浴で治らなかった松かさ病のメダカを
塩水に入れたところ
完治した事もありましたびっくり

とは言え
基本的には病気には薬浴と思いますので
上の例は「そんな事もあるんだね~」
程度にしておいて下さい(笑)

まとめると
・メダカの負担を減らす為
・塩で菌を殺す(逆効果の可能性もあり)
と言う事で塩を入れているんですねおねがい

以上
塩水浴について
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