小説「タカタ・ハル」を映画化します～故宮澤喜一元総理大臣は何を思われる

一般社団法人日本芸術文化発芽塾代表理事

塾長の藤原義正です。

岡山県警察故髙田晴行警視

を主人公のモデルとした藤原義正の電子書

籍小説「カンボジア和平に命を懸けた日本

の警察官英雄タカタ・ハル」を映画化しま

す。脚本は藤原義正です。

湾岸戦争にお金だけ出して自衛隊を派遣しな
かったと国際社会からの激しい非難。

今度は派遣すると国連カンボジア暫定統治機構
へPKO部隊の自衛隊を派遣しようとして憲法９
条に抵触すると国会は大紛糾。

結局、安全なところへ施設科部隊を派遣し、立
派な宿営地を造営し、補給は日本から行うこと
で決着。

さらに文民警察官を派遣することを打ち出し、
これは国会でも問題とならなかった。

文民警察官は拳銃・警棒は携行せず。

日本国内でも、拳銃・警棒を携行せずの職務執行
はとても危険。

警察官であれば誰でも解る。ただ、実務経験のな
い警察官僚には解らないかも知れない。

宮澤内閣は、「パリ協定は守られ、武装勢力は武装
解除しているので安全」と言った。

日本国文民警察官75名はカンボジア国内29か所に
配置され、武装勢力は武装解除しておらず戦場その
ものの中での職務執行だったという。

そして、選挙ボランティアの中田厚仁さんがポル・
ポト派に拘束され、リンチの上銃殺された。

宮澤内閣は、「偶発的事件であり、バリ協定は守ら
れており安全」だと発表。

その後、日本人文民警察官の宿舎が攻撃されて全焼。

さらには一人でパトロール中だった日本人文民警察官
が銃を突き付けられ、4輪駆動車や財布等を強奪された。

それでも宮澤内閣は、「偶発的事件であり、バリ協定
は守られており安全」だと発表。

そして、髙田君が襲撃されて壮烈な殉職。

宮澤総理は、髙田君の葬儀後約2週間経って、地元の
広島県福山市に帰る途中で髙田家を弔問され、ご遺族・
ご親族はその対応に激怒！

その後、今日に至るまで、日本国政府はこれらの事件
を国民に公表していない。

故宮澤喜一元総理大臣は、どういうつもりだったのだ
ろう。

その真意を聴きたい。

そして今、何を思っておられるだろう。心中を聴いて
みたい。

警察の機動隊には、「指揮官に殺される」という言葉
がある。

指揮官が駄目だと、命の危険にさらされるということ。

総理大臣が駄目だったら、日本国・日本国民が危険に
さらされる。

日本国民は、これを念頭に置き、政治に参加すべきと
思う。

写真は、5月の青空にたなびく日本国国旗。