市民がしっかりしなければ、うやむやになる | 藤さん、藤原義正のブログ

市民がしっかりしなければ、うやむやになる

藤原義正です。


本日4通目のブログです。


今日も終日、自転車で活動しました。


今日も良いご縁を沢山頂きました。


ここ数日、沢山の方々から、庄原市が市内7か所(旧1市6町)で開催したグリーンケミカル不正受給問題市民説明会に関するお話を聴かせて頂いています。


何か所も出席しておられる方が、結構おられますね。


皆さんは、それぞれ、「桜かも知れんが、どの会場にも執行者擁護の発言をするもんが必ず2~3人おった」、「殆どの出席者が、執行者を批判しとった」、「執行者側は答弁できんこともあったし、答弁になっとらんような答弁も多かった」、「執行者は1時間半で終わろうとしたが、出席者が恫喝して終わらせんかった。それでも時間が足りんかった。まだまだ聞きたいことがあった」、「結局、庄原市は、何にも相手のことを調べとらんし、補助金を出すときも調べとらん。機械を購入しても、ちゃんと検査をしとらん」、「グリーンケミカルが補助金以外で購入しとるもんの中に、執行者らと関係の深い会社から購入した品物があるんじゃないか。具体的に言えば・・・」等話して下さいました。


ところで、本日のジュオン・グリーンケミカル代表者の西本兄弟通常逮捕のニュース(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120307/k10013540341000.html )を読むと、罪名は補助金適正化法(補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律)違反ですね。

罰条は、同法第29条です。


ということは、庄原市が前記説明会で告訴事実の詳細を説明されなかったので(西城会場では、「告訴状を持参していないので、説明できない」とのことでした)、告訴事実の詳細が把握できていないところ、詐欺と補助金適正化法違反で告訴されたものの(これらはひとつの行為が二つ以上の犯罪にあたる観念的競合であり、刑罰の重い詐欺を立件できない場合は刑罰の軽い補助金適正化法違反で立件して欲しいとの意だと思います)、詐欺罪を立件できる証拠がなかったということだと思います。


ただ、よく考えてみると、補助金適正化法(条文:http://www.houko.com/00/01/S30/179.HTM ) 違反で立件しようとしても、結構困難ではないかと思います。


というのも、本日の逮捕時の弁解(刑事訴訟手続では、逮捕した際は弁解を録取することとなっています)で、両被疑者は逮捕事実を否認しているとの報道であり、中国新聞の報道では、被疑者西本徹郎(敬称略)は「不正とされる部分は市は知っていたはずだ。虚偽申告と名誉毀損で法的手段を検討している」、同西本清宏(同)は「すべて市の指導の下にやった」と述べているとのことであり、両名がこのような否認を続ける限り、補助金適正化法違反で起訴することは無理ではないかと思うのです。


勿論、ここに書いていない様々な疑いはあるとしても、それは捜査で明白にされない限り、どうにもなりません。


そして、起訴できないということになれば捜査機関としては大変不名誉なことですが、どうしても起訴できず、刑事事件での解決は無理だということになると、今回のグリーンケミカルの不当利得や市の不適正な執行務による国税の無駄遣いは、他の方法でないと解決できないということになります。


その解決は、庄原市行政には期待できませんから、議会が動かない限り、市民がしっかりして執り得る手続を執るということにほかありません。


何もやらないと、うやむやで終わってしまうと思います。


庄原市民が自ら庄原市政を健全化できるか否か、神様が試されているような気がします。


まさに、庄原市を改革し、あるべき姿の実現を図り、未来を切り開いていけるかどうか・・・、そういう時代に差し掛かったと思います。



明日は、高町高取における定例の朝立ち(朝の辻立ち)です。


高取を通られる皆さん、お目にかかりましょう。