金融機関から融資を受ける際には、いわゆる審査に通過しなければなりません。

独自の基準で審査され、条件を満たしていることで資金を調達できます。

そのため、経営者としては、条件を満たせるように努力しなければなりません。

審査の基準は機密情報であり、明確な情報は公開されていない状況です。

ただ、基本的な方針や評価のポイントは知れ渡っています。

今回はそれらを踏まえて、融資を受けられるように会社を

高評価してもらうポイントや秘訣を解説します。

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金融機関ではCRDスコアを活用した評価が基本 

金融機関が流出された決算書の内容を分析し、点数付けする行為を指します。

一般社団法人CRD協会と呼ばれるものがあり、これらと金融機関が連携して、

点数を計算する仕組みです。

単純に提出された決算書の情報を分析するだけではなく、

蓄積されたデータから「倒産の予兆はあるかどうか」を分析しています。

膨大なデータを活用して分析しているため、非常に信頼性が高いと

評価されていることが特徴です。

 

金融機関が会社を評価する6つのポイント

<貸借対照表>

① 資産状況

貸借対照表から会社の資産がどのような状況にあるかが評価されます。

・ 総資産のうち純資産が占める割合

・ 流動資産よりも流動負債が多くないか

・ 借入金の額や負債全体における割合

それぞれの観点について、金融機関は独自で基準を持っています。

例えば、純資産の占める割合が多かったり、負債の占める割合が

少なかったりすると評価が高くなるはずです。

その基準と貸借対照表から読み取れる数字を比較して、

プラスやマイナスの評価が下されると考えましょう。

② 売上債権回転期間

売上債権回転期間とは、売上高に対する売上債権の割合を指します。

つまり、会社が所有する売上債権がどの程度の期間で回収できるかを示す値です。

回転期間が短いほど、売上債権の現金化が素早いと判断できます。

回転期間が長すぎると、会社の資金繰りに問題が生じていると判断されかねません。

帳簿上は売上が確保できていても、現金が不足して支払いが滞る「黒字倒産」に

陥る可能性があるからです。

このような会社は、金融機関のリスクになってしまいます。

逆に、回転期間が短ければ資金繰りが良いと判断され、

金融機関からプラスの評価を受けるでしょう。

③ 債務償還年数

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