825
~前回までのあらすじ~
人間と人型と呼ばれる戦争が終わり、世界はすべてを失いただ荒廃した世界になった。
その戦争での勝者は決まることはなく。最後に生産されたロットナンバー825はただ
工場の見張りという命令を守っていた。その命令が終わり、ロットナンバー825は…
仲間を見つけるための旅に出る。825は最初の町であるハイドバルに到着する。
その町は隣町ソーテックと対立をしており、ソーテックは町の中に攻め込み…
徐々にハイドバルは制圧させつつあったのだが…
第13回ハイドバル編
僕の目の前には武装した兵が50人ぐらいいる。
僕の後ろには沙良さんと沙良さんのお父さんが
いるはず…
僕は後ろを見る余裕なんてなかった。
目の前にいる50人を見るだけで精一杯だった
暴走を選択したら、簡単に倒せるだろうけど…
100%、僕は町も破壊してしまうだろう。
理性もなくなり、僕という人格とも
お別れになるかもしれない。
「とりあえず、子供2人はそのままで、
大人は連行しろ」
団長みたいな人がそういうと
周りにいた兵が僕を取り囲む。
僕は4人に取り込まれた。
僕の目の前には団長がいる。
「抵抗しなければ、何もしない」
団長は僕を見てそういう。
けど・・・
「ジカンオーバーデス。ジドウテキニ・・・」
僕の頭に響き渡る。
最悪だ。いろいろと考えている内に
選択肢を選べなくなってしまった。
「あなたたち、殺されたくなければ。僕から逃げてください」
僕はもう暴走するしかない。
たった1回の選択肢を選び損ねた。
「威勢のいいお嬢ちゃんだ」
そう言われた後、僕は…
「バス!!!!」
団長にビンタされた。
「痛いか???」
そう言って、団長は少し笑う。
けど、僕はロボットだから…
痛みなんて感じない。
「痛くありません」
「ふん。痛みに耐えることが勇気と勘違いしてないか???」
その言葉の後、僕は団長に思いっきり蹴られた。
「バス・・・・ズザアアア…」
僕は間一髪でガードはできたけど、3mほど飛ばされた。
「…嬢ちゃん!!!」
「大丈夫???」
沙良さんのお父さんと沙良さんの心配する声。
「大丈夫です。僕は無敵ですから」
そう言って僕は立ちあがる。
「…威勢がいいのは認める。今は小娘を相手する時間は無いんだ。
そこにいるストレだけ拘束したら、終わりなんでね」
そういうと団長は沙良さんのお父さんの元へ…
僕を取り囲んでいた兵も沙良さんのお父さんの元へ向かう。
「・・・・」
「自治会長のストレだな。私はソーテック軍 第1兵隊12団の団長ハイアルだ。
ソーテック王国ウインテッド王女の命に基づき、お前を拘束する」
団長がそういうと、沙良さんのお父さんに手錠がかけられる。
沙良さんのお父さんは抵抗するそぶりも見せない。
「最後まで、戦う姿勢を見せないとは元同郷としては悲しいものだ」
団長はそういうと、50人の兵を引き連れて歩き出す。
けど、なぜ僕は暴走しないのだろう…
「・・・」
沙良さんのお父さんは下を向いたまま・・・
沙良さんは???
「お父さん。もういいよね。こいつら全員やっつけていいよね???」
笑いながら、沙良さんはそういう。
「そうだな。許可する。そのかわり、俺と嬢ちゃんと町の人たちは殺すんじゃないぞ」
さっきまで無言だった沙良さんのお父さんが笑顔でそういう。
「つまらないことを・・・」
団長と兵はたんなる茶番と思い、相手にしない。
そのまま歩いて行く。
ドガ! バキ!! ドゴ!!!
鈍い音が響き渡る。
音がしたほうを見ると、兵6人が倒れていた。
その後ろには沙良さんがいた。
「貴様!!もういい。容赦なく殺せ!!」
ドガ!!
団長の大声が響き渡り、44人の兵は、圧倒的多数が沙良さんに
少数が僕の周りを取り囲んだ。
僕はまだ暴走していなかった。
続く
~前回までのあらすじ~
人間と人型と呼ばれる戦争が終わり、世界はすべてを失いただ荒廃した世界になった。
その戦争での勝者は決まることはなく。最後に生産されたロットナンバー825はただ
工場の見張りという命令を守っていた。その命令が終わり、ロットナンバー825は…
仲間を見つけるための旅に出る。825は最初の町であるハイドバルに到着する。
その町は隣町ソーテックと対立をしており、ソーテックは町の中に攻め込み…
徐々にハイドバルは制圧させつつあったのだが…
第13回ハイドバル編
僕の目の前には武装した兵が50人ぐらいいる。
僕の後ろには沙良さんと沙良さんのお父さんが
いるはず…
僕は後ろを見る余裕なんてなかった。
目の前にいる50人を見るだけで精一杯だった
暴走を選択したら、簡単に倒せるだろうけど…
100%、僕は町も破壊してしまうだろう。
理性もなくなり、僕という人格とも
お別れになるかもしれない。
「とりあえず、子供2人はそのままで、
大人は連行しろ」
団長みたいな人がそういうと
周りにいた兵が僕を取り囲む。
僕は4人に取り込まれた。
僕の目の前には団長がいる。
「抵抗しなければ、何もしない」
団長は僕を見てそういう。
けど・・・
「ジカンオーバーデス。ジドウテキニ・・・」
僕の頭に響き渡る。
最悪だ。いろいろと考えている内に
選択肢を選べなくなってしまった。
「あなたたち、殺されたくなければ。僕から逃げてください」
僕はもう暴走するしかない。
たった1回の選択肢を選び損ねた。
「威勢のいいお嬢ちゃんだ」
そう言われた後、僕は…
「バス!!!!」
団長にビンタされた。
「痛いか???」
そう言って、団長は少し笑う。
けど、僕はロボットだから…
痛みなんて感じない。
「痛くありません」
「ふん。痛みに耐えることが勇気と勘違いしてないか???」
その言葉の後、僕は団長に思いっきり蹴られた。
「バス・・・・ズザアアア…」
僕は間一髪でガードはできたけど、3mほど飛ばされた。
「…嬢ちゃん!!!」
「大丈夫???」
沙良さんのお父さんと沙良さんの心配する声。
「大丈夫です。僕は無敵ですから」
そう言って僕は立ちあがる。
「…威勢がいいのは認める。今は小娘を相手する時間は無いんだ。
そこにいるストレだけ拘束したら、終わりなんでね」
そういうと団長は沙良さんのお父さんの元へ…
僕を取り囲んでいた兵も沙良さんのお父さんの元へ向かう。
「・・・・」
「自治会長のストレだな。私はソーテック軍 第1兵隊12団の団長ハイアルだ。
ソーテック王国ウインテッド王女の命に基づき、お前を拘束する」
団長がそういうと、沙良さんのお父さんに手錠がかけられる。
沙良さんのお父さんは抵抗するそぶりも見せない。
「最後まで、戦う姿勢を見せないとは元同郷としては悲しいものだ」
団長はそういうと、50人の兵を引き連れて歩き出す。
けど、なぜ僕は暴走しないのだろう…
「・・・」
沙良さんのお父さんは下を向いたまま・・・
沙良さんは???
「お父さん。もういいよね。こいつら全員やっつけていいよね???」
笑いながら、沙良さんはそういう。
「そうだな。許可する。そのかわり、俺と嬢ちゃんと町の人たちは殺すんじゃないぞ」
さっきまで無言だった沙良さんのお父さんが笑顔でそういう。
「つまらないことを・・・」
団長と兵はたんなる茶番と思い、相手にしない。
そのまま歩いて行く。
ドガ! バキ!! ドゴ!!!
鈍い音が響き渡る。
音がしたほうを見ると、兵6人が倒れていた。
その後ろには沙良さんがいた。
「貴様!!もういい。容赦なく殺せ!!」
ドガ!!
団長の大声が響き渡り、44人の兵は、圧倒的多数が沙良さんに
少数が僕の周りを取り囲んだ。
僕はまだ暴走していなかった。
続く