菌をわかりやすく善玉菌と
悪玉菌と言う呼び方で
わけたのはよかったんだけど
悪玉菌って言う呼び方の
イメージが悪くて
悪玉菌っていてはいけない。
殺さなきゃいけない。
みたいなイメージなっちゃった。
体から悪玉菌が検出されると
それがさも悪さをしてるような
感覚になって
抗生剤で殺さなきゃいけない
って言うイメージになっちゃう。
犬猫の腸内フローラ検査をして
食中毒の原因菌となってる
クロストリジウム菌の
ウェルシュ菌が出てくると
「ウェルシュ菌が出た！」
「病気になっちゃう！」
「退治しなきゃ」ってなる。
イヤイヤイヤそんなことはない。
ウェルシュ菌なんて土の中や
水の中、健康な人や動物の腸
にフツーにいる菌で
元々常在してる菌。
いるから悪い訳じゃーない。
腸内フローラ検査でウェルシュ菌
がいても抗生剤を使って駆除
することはないのさ。
「ウェルシュ菌がいたんですけど
そのままでいいんですか⁉」
「大丈夫なんですか⁉」って
言われるんだけど
いてもいいし、いたからと言って
殺さきゃいけない訳じゃーない。
菌って善玉菌も悪玉菌も
バランスを取って共存してる
ことがいい訳で
善玉菌しかいなかったら
動物も人も死ぬ。
善玉菌も悪玉菌もそれぞれの
いいところを出し合って
協力し合ってるからいい。
ウェルシュ菌が出たからと言って
ウェルシュ菌だけ殺す抗生剤が
あればいいけど
抗生剤って善玉菌も悪玉菌も
みんな殺す。
抗生剤を使ってウェルシュ菌が
いなくなったって喜んでいても
それによる代償として
善玉菌も死んでる。
それが体のためにいいとは
思えない。
腸内フローラもバランスが大事で
善玉菌が2、悪玉菌が1
日和見菌が7のバランスがいい
訳で
ウェルシュ菌が平均よりも多い
からと言って腸内フローラの
バランスが悪いのとは違う。
日本人は平均が大好きだから(笑)
平均よりも多かったり少なかったり
するとよくないんじゃないかって
思っちゃう。
あくまでもそれは平均であって
平均と違っちゃいけない訳じゃない。
悪玉菌だっていいこともしてるから
バランスが大事だからね。
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