脊髄軟化症の質問に答えてみた！
脊髄軟化症は
急に脊髄を交通事故などで重度損傷したり
重度の椎間板ヘルニアによって
脊髄を損傷したりすると
脊髄が圧迫されて壊死が起こって
その壊死が急に前後に広がっていく病気。
椎間板ヘルニアの犬の3から6%に発生する
と言われてる。
もし、発症しちゃうと早ければ2、3日で
遅くても7日ぐらいで亡くなる怖い病気。
治療方法がなくてなっちゃうと
今の医学ではどうにもならない。
どんどん進行する病気で
止まることがほとんどないけど
進行が止まって生きてる子もいる。
ただ、レアケースだけどね。
これは、まだ原因がわかってなくて
椎間板ヘルニアの手術をした後に
脊髄軟化症が発症して
亡くなっちゃう子もいる。
事故的な問題がない時は
突然、後足が立てなくなって
椎間板ヘルニアを疑うんだけど
徐々に前足も動かなくなって
ヤバいと思ってる間に
前足も後足も動かなくなって
呼吸が苦しそうになって
亡くなっちゃう。
ここまでの時間が2日から7日ぐらいと
クソ早く進行するのさ。
脊髄軟化症は、ダックス、シーズー
フレンチブル、ビーグルなどがなりやすい。
診断は、神経学的検査、MRI検査、症状
進行状況である程度は脊髄軟化症じゃないか
と予測はできるけど
生きてる間に確定診断をつけることは
できないのさ。
亡くなった後で剖検しないと
診断つかない。
今のところ効果的な治療はないけど
椎弓って言う背骨の一部を
広範囲に切除するのと
硬膜と言う脊髄の周りの膜を切って
脊髄にかかる圧力を逃がすことで
後足は立たなくても
命を助けることができることもある。
助からないこともあるけどね。
交通事故とか急激な外傷の時は
注意が必要になるけど
いきなり両後足が立たなくなったときには
ぼくは、神経学的検査、レントゲン検査をして
椎間板ヘルニアが疑われたら
MRI検査をしていく。
ぼくのところではMRI検査ができないから
MRI検査を予約してそこでやってもらう
ためには早くても2、3日後になる
その間、椎間板ヘルニアの治療をしながら
進行度合いを診て
どんどん進行してっちゃう時は
脊髄軟化症を疑うかな。
ぼくも経験したことあるけど
ホントあっと言う間に亡くなっちゃう。
ほとんど手の施しようがなくなるから
脊髄軟化症になっちゃうと難しいね。
安楽死も考えるかと言う質問だけど
考えてる間に逝っちゃうことが多いね。
今のところ予防対策はないから
ならないように予防することもできない。
こればっかりは神様のみぞ知るところかな。
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