プードルは水に入ってもいいような体になってるのが仇になってる犬 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんにちは。

人間より動物好きの獣医

シワ神シワ男です。

 

 

プードルって水に入ってもいい

ようになってる犬なんだよね。

 

 

それが耳炎、皮膚炎の原因にも

なってるんだ。

 

 

プードル飼ってる人の悩みで

多いのが耳炎だよね。

プードルの耳炎はホント多いね。

 

 

次に多いのが皮膚炎と涙目に

なる流涙症だね。

実はこれみんな繋がってる

 

 

プードルってドイツ語の

プデルフントが短くなってプデル

になってそれがプードルになった

 

 

と言われてる説があるんだ。

(ほかにもいろんな説があるよ)

 

 

 

プデルフントは日本語にすると

「しぶきをあげて水の中を歩く犬」

という訳になるんだ。

 

 

プードルは水鳥などを狩る水猟犬

として作られたので、

水に入ってもいいようになってる。

 

 

毛がカールしていて、水が入り

にくくなってたり、

 

 

油で皮膚をコートしていて

水を弾くようになってたり、

 

 

耳に毛が沢山生えて、

更に油が出ていて

耳に水が入りにくくなってたり

 

 

するんだ。

 

 

でそれは犬種の体質ってやつ

なんだけど、

 

 

その体質が出すぎちゃうと

病気になっちゃう。

 

 

皮膚をコートするように油が

出ているんだけど、

それが出すぎるとあぶら症に

なっちゃう。

 

 

あぶら症は脂漏症って言うんだけど

脂漏症の半分は痒みが出て半分は

はげちゃう

 

 

もちろん両方なることもあるね

 

 

背中や首、胸など油が出やすい

場所はベタベタしたり、

油っぽくなったりして

 

 

皮膚炎になったり

 

 

耳の中にも油が沢山出て

耳の垢が多くなったりして

 

 

耳炎になったり

 

 

油が溜まりやすい脇とか足の付け根

とか足先とかは油が固まったりして

 

 

皮膚炎になったり

 

 

口の周りや目の周りは、だんだん

毛がはげて来たり、赤くなったり

黒くなたりして、

 

 

涙目になって流涙症になったり

 

 

唇のところに油が固まって黄色

かさぶたみたいなのができて

 

 

口唇炎になったりするんだ。

 

 

こうやって全てが繋がる。

 

 

油っぽいって言うのはもともとの

プードルの体質であって

そういう風に作ったのも人間

 

 

皮膚の構造をみると正常な

プードルの場合は1つの毛包に

1つの脂腺があるんだけど

 

 

脂腺が異常に多くなってる子が

いるんだ。

 

 

そうなると油が過剰に出てしまって

脂漏症になっちゃう。

 

 

脂腺が異常に多い子は体質なので

脂腺を少なくすることはできないから

うまく付き合っていくようにするしか

ないね

 

 

油は油を取るようにシャンプーして、

痒みが絡んじゃうようなら

痒みの管理をしてあげる

 

 

多い脂腺を少なくすることは

できないから

 

 

多い脂腺とどう付き合うか

どうコントロールしていくか

 

 

がプードルの耳炎や皮膚炎、流涙症

との向き合い方になるんだ。

 

 

プードルは何もしなくてもいいと

いう犬種じゃなくて、

 

 

常にいい状態にケアして

コントロールしていく犬

なんだよね。

 

 

何もしなくてもいいという犬じゃ

ないから

 

 

ずぼらな人には向かない犬だね。

 

 

 

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