こんにちは。
人間より動物好きの獣医
藤原です。
昨日、肝臓の話をしたときに
門脈というものがあったと
思うけど、
門脈ってなんじゃということに
なった人がいるかな。
門脈の説明をしておくね。
門脈って消化管、膵臓、脾臓などの
静脈が肝臓に行く血管のこと
肝臓って唯一他の臓器からの
静脈を受け入れてる。
他の臓器は動脈から入った血液が
静脈に出ていくんだけど、
肝臓だけは、他の臓器から出た
静脈の血液を受け入れていて
肝臓で解毒したり、
細菌を処理したり、
活性酸素を除去したり
して解毒した血液を
心臓に送って、心臓から
肺に送ってる。
解毒していない血液を
いきなり心臓に送って
心臓から肺に送ると
心臓や肺がダメージを受けちゃう
から、
肝臓で解毒してから送ってる。
昨日の話で言うと腸が炎症を
起こすとそこから炎症産物が
静脈に入ったり、
炎症が起きて粘膜がただれたり
すると細菌が静脈の中に入ったり
して、
腸からの静脈の中に
炎症産物や細菌が入たりして、
門脈にその血液が流れていって
肝臓に炎症物質や細菌が
入ってしまうと
肝臓の細胞がダメージを受けて
ALTの値が上がっちゃう。
そんなメカニズムになるね。
言葉が難しくてわかりにくいかな？
わかりやすく説明したいと
思うんだけど、難しいね。
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