こんばんは。
ふじわら動物病院、藤原です。
猫ちゃんの皮膚病は色々あるけど、
痒みを伴う皮膚病は何が原因して
いるのだろうか？
猫ちゃんの痒みを伴う皮膚病は、
１、疥癬
２、耳ダニ
３、ノミアレルギー
４、蚊のアレルギー
５、食物アレルギー
６、アトピー性皮膚炎
７、皮膚糸状菌症
などがあるね。
これらの皮膚病について
話をするね。
１、疥癬
疥癬虫というダニが皮膚に感染し
皮膚にトンネルをつくって寄生するの。
その為、皮膚の角質がぼろぼろに
なるんだ。
頭や足先に寄生することが多いけど、
全身になっちゃうこともある。
ものすごいかゆみを伴って掻き
壊してしまう。
当院ではたまにしかみなくなったけど
野良猫には、感染していることもある
ので、注意だね。
２、耳ダニ
耳の中に耳ヒゼンダニという
ダニが寄生するんだ。
黒い耳の垢がたくさん出て、
ものすごく痒がる。
あまりにもひどくなると頭が傾いて、
神経症状が出ることもあるんだ。
耳ヒゼンダニは耳にしか寄生しない
ので、全身になることはないよ。
これも野良猫にはよく見られる
ので注意だね。
３、ノミアレルギー
ノミが寄生して、ノミが血を
吸うときに血が固まらないように
するために唾液を入れるの。
その唾液が反応して皮膚炎を
おこすんだ。
自分で舐められない背中から
腰のあたりに良く症状がみらるんだ。
血を吸っている時に舐められるところ
だと邪魔されるから、舐められない
ところで、ノミも血を吸うんだ。
だから、ノミアレルギーは背中に
よくできるんだ。
寄生虫と呼ばれているもので痒みが
起こることが多いので、これらは
予防薬があるから、ノミダニ予防薬
をつけて予防することも大事だね。
長くなるので、続きは次回にするね。
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