中年齢から高齢で、ある日突然目が見えなくなる
という病気で、網膜の病気です。
視力を失って目の検査をしても失明するような
病変が見られず、網膜電図だけ変化が現れます。
したがって診断は網膜電図による診断が必要に
なります。
特発性後天性網膜変性症は光受容器細胞そのものの
障害によるものです。
特徴的な病気から網膜電図検査ができない場合は
症状から判断することもあります。
その症状は
・突然、失明する
・中高齢から発症する
・メタボリックになっている
(ほとんどが太った動物に見られている)
・視覚を失った時には、目に視覚障害を
おこすほどの所見が無い
・症状のない肝臓の病気や副腎皮質機能亢進症
になっていることがある
・脳障害を伴う神経症状が無い
以上の症状が見られた時は特発性後天性網膜変性症
が疑われます。
原因は、現時点では原因が不明です。
原因が不明な為、治療方法もありません。
この病気は、突然なりますし、なってしまうと
治療方法が無い為、防ぎようがありません。
メタボリックに注意する、肝臓の病気
ホルモンの病気には注意するという
ことぐらいでしょうか。