猫ちゃんの人に対する攻撃行動3 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

猫ちゃんの人に対する攻撃行動の

続きの話をします。



動物にやさしい自然療法が好きなベジタリアン院長のふじわら動物病院ブログ




5.社会性の欠如としての攻撃行動


生後3か月前に人との接触が

なかった猫ちゃんは、どのような

状況でも人を怖がり、攻撃的になって

しまうことがあります。




あるいは、一人の人しか接触が

なく、いろんな方との接触が

なかった猫ちゃんもその人しか

慣れないということがあります。




このような猫ちゃんは、自分から

人に近づこうとはせず、その場から

逃げられないような時は、攻撃的

になります。




このような猫ちゃんは、時間を

かけて少数の方に慣れることは

あっても、残念ながら誰にでも

抱かれたり、触られたりすること

を喜ぶような猫ちゃんになることは

ありません。




社会性の欠如による攻撃行動を

起す猫ちゃんは、大きくなっても

変わることはなく、一生涯このような

性格のままになるでしょう。




このような社会性の欠如を避ける

為には、生まれてからすぐに

色んな人や動物、物との

接触をおこない社会化を

させる必要があります。




猫ちゃんの社会化は早く

生後3~7週齢までといわれて

おります。




その為、生まれてからすぐに

社会化をさせると良くなれた

猫ちゃんになります。




ちなみに猫ちゃんのシャンプーも

したい方は、この時期までにシャンプー

にならせる必要がありますので、

生後7週齢までに何回もシャンプー

しましょう。




社会化とは少し違いますが、

猫ちゃんは、頭をなでられる

事が好きではないでしょうか。




よく頭をこすりつけてきたり

顎をなでると気持ちよさそうに

すると思います。




これも猫ちゃん同士がグルーミング

する時、ほとんどが頭をなめています。

その習性と言われています。



あまりなでられることが好きではない

猫ちゃんは、体をなでたりしていない

でしょうか。




猫同士では、あまり体をグルーミング

したりしないので、なでられていません。




体をなでたりしないで、頭をなでるように

するとなでること苦手な猫ちゃんでも

少しなでることができるかもしれません。




今回で、攻撃行動シリーズは

終わりになります。




攻撃行動をする理由というものが

ありますので、攻撃行動をする猫ちゃん

の理由を考えてあげていただけると

いいと思います。