ノミダニ予防薬について | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

前回まで、ノミ・ダニから感染する

病気についてお話ししました。


ノミダニ予防をしっかりとおこない

予防していただきたいのですが、

そのノミダニ予防薬について

お話します。






現在、ノミダニ予防薬は、スポット

タイプの予防薬が主体となって

おります。



種類は病院によっていろいろあると

思います。


それぞれの特徴はありますが

主な考え方は同じです。






肩甲骨のなめられないあたりに

予防薬を全量つける方法に

なります。






つけた予防薬が皮膚の表面の

脂を伝っていき全身にしみわたり

毛の穴にある皮脂腺と言うところ

にお薬が蓄えられ一カ月間

効いているというのが

スポットタイプになります。






皮脂腺に蓄えられている為

シャンプーしても効果が落ちず

持続することができます。





ただ、皮膚の脂が少ない場合や

皮脂腺の発達が悪い場合は

お薬の効果が乏しい場合が

あります。






皮膚の表面や毛に予防薬が

ついている為、そこについた

ノミやダニの体に薬がつきます。






そうすると寄生虫特有の

GABAリセプターにお薬が

作用して、神経ブロック

がかかり興奮状態になり

ノミやダニが死んでいきます。






血を吸われる前に殺すことが

できる為、血を吸われることに

より感染する病気を予防すること

ができます。





お薬は、皮膚の表面についていて

体の中に入ることはありませんので

臓器に対する副作用はありません。





市販の同じようなスポットタイプの

予防薬もあるのですが、医薬部外品

になりますので、効果が75%

ぐらいになります。





その為、市販の予防薬をつけて

いても寄生するということはあります。



市販の予防薬もあまり安くない

のですが、効果が75%と言うことも

ありますので、しっかりとした

医薬品をつけることをおすすめ

致します。





まだ、ノミダニのシーズンでは

ありませんが、これから3月4月に

なるとノミ・ダニが出てきます。





しっかりと予防をしていくように

しましょう。